
- 2020.09.30太陽光発電投資
- 産業用太陽光発電のメリット・デメリットとは?
太陽光Labo
太陽光発電投資の利回りを解説していくためには、基本的に知識について把握する必要があります。ここでは、必要とされる事柄についてご説明します。
「利回り」とは、投資した資金に対してどの程度の利益や儲けがあるかを示す数値です。つまり利回りが高ければ高いほど、その投資対象は優良であり、多くの利益を得ることが出来る投資であることを指し示します。
太陽光発電投資の利回りは、太陽光発電システムなどの費用に対してどれほどの利益(売電収入-費用)が得られるかが指標となります。
太陽光投資の利回りには、表面利回りと実質利回りがあります。両者は、何をリターンとして考えるかにおいて違いがあります。
太陽光発電への投資においては、売電で得た収益から単純に算出するのが表面利回り、収益から一年間にかかる支出を引いて算出するのが実質利回りとなります。表面利回りは想定表面利回りとも言い、太陽光発電の物件を見ると大まかな収益の指標として記載されていることがあります。
太陽光発電の物件には、大まかな利益の指標として「想定表面利回り」が記載されています。これは以下の計算式で算出されます。
想定表面利回り=年間売電収入÷初期投資費用×100
ここでいう初期投資費用には明確な基準がないため、各社の発電システムを比較する際に表面利回りの数値を単純に見比べるのは避けた方が良いでしょう。
A社では初期投資費用として計算に加味されていた費用が、B社では加味されていないといったケースもあります。
物件の中身をよく見てみると「○○の費用は含まれておりません」といった注釈などが存在することもある為、実際にどんな費用が発生するのかをしっかりと把握しておく必要があります。
表面利回りは大まかな指標ですので、実質的にはそれよりも下がるケースがほとんどです。
実際にどれくらいの利回りになるのか、実質利回りを算出してきっちりと把握しておきましょう。
表面利回りでは、投資にかかった税金や手数料などを考慮に入れませんが、実質利回りではそれらを加味して計算します。こちらは以下の計算式で算出されます。
実質利回り=(年間売電収入-年間支出)÷初期費用×100
ここでの注意点は。「初期費用(イニシャルコスト)」と「年間支出(ランニングコスト)」の中身をすべて把握しているかです。
また、販売会社が出している年間売電収入のシュミレーションにも検証が必要です。
太陽光発電への投資においては、実質利回りを計算しておくことが重要です。
計算する際には必ず、前もってすべての初期費用とすべての年間支出を洗い出しておくのがポイントです。
正しい数値を算出するためには欠かせないデータとなりますので、きちんと確認しましょう。
初期費用はイニシャルコストとも言います。イニシャルコストには、発電パネルやパワーコンディショナーなどのシステム設備費用や施工費用、発電システムを囲うフェンスの費用、地面に設置する場合の土地代や土地の造成費用など太陽光発電投資を開始するまでにかかる全ての費用を指します。
等がイニシャルコストとして挙げられます。
売電を開始した後に定期的にかかる諸経費を年間支出と指し、ランニングコストとも呼ばれます。
ランニングコストには、メンテナンス費用、パワーコンディショナーの買い替え費用、地面設置の場合には草刈りの費用などが含まれます。
固定資産税や償却資産税といった税金もランニングコストに含まれます。ローンで購入した場合にはローンの金利がかかります。自然災害保証、施工補償などの各種補償費用もプラスします。
等がランニングコストとして挙げられます。
売電収入のシュミレーションもチェックしておきましょう
発電システムを販売している会社の年間売電収入のシミュレーションの数値も、すべて鵜呑みにしない方が良いでしょう。
何を元に発電量を算出しているのか、発電パネルの出力低下を考慮に入れているかどうかなど、一つひとつ検証することが大切です。
はじめに、太陽光発電以外の代表的な投資方法についてみてみましょう。
最も代表的な投資方法のひとつではないでしょうか。
アパート・賃貸マンション・一戸建てなどの住居の他、店舗なども含まれます。
これらに投資することで、賃貸収入を得る方法です。
一棟丸々の場合もあれば、1部屋だけということもあります。
事例が多いため、自分で調べる際も比較的資料集めが楽ですし、相談に乗ってくれる不動産会社も多いのが特徴です。
また、入居者さえ確保できていれば安定的に収入を得られます。
不動産価格は急上昇しているため、利回りが低いのが痛手です。
また、人口の減少に反して新築物件は乱立傾向にあり、空室リスクが高まっています。
利回りが低く空室リスクが高いということは、赤字になる可能性が高いということです。
また、一棟を管理する場合は高い建築費が必要となり、導入費用を賃貸収入で回収しなければなりません。
不便な立地であればなかなか部屋が埋まらず借金だけが残ってしまう可能性もあるため、郊外などには向いていません。
更に、滞納リスクがあるほか住人トラブルなどへの対応も必要ですし、一棟の場合は日中の管理に関するコストに考慮する必要があります。
また将来全面リフォームや建て替え、補強工事を行おうと思うとまとまった資金が必要になるほか、更地に戻そうと思っても、入居者がいる場合は強制的に退居してもらうことは出来ません。
FXは、外国為替証拠金取引のことで、外国通貨を売買して利益を得る投資方法です。
為替レートの変動を利用して売買差益を得ることができます。
一方、仮想通貨はビットコインの普及により一気に注目されている投資方法です。
なんらかの投資を始めようと考える人の多くがいま、仮想通貨を検討しているともいえる、いわばトレンドの投資案件です。
「値上がりするだろう」と予測される通貨を安価なうちに購入し、価格が上昇した際に売却することで大きな利益が生まれます。
とりわけ仮想通貨の場合、非常に安い通貨が瞬く間に高額になることもあり、「手間がかからず、当たれば大きい」のがメリットです。
一般に、「ギャンブル性が高く、リスクが高い」のが特徴といわれているように、「高くなるだろう」と予測しても、必ず高くなるとは限りません。
仮に下落してしまった場合、投資分は赤字となってしまいます。
そのため、売買のタイミングを見計らうことが非常に重要であり、常にレート変動に神経をとがらせていなければなりません。
また、利益が出た場合は確定申告が必要であり、申告をしないままでいると脱税という扱いになってしまうこともあります。
なお、仮想通貨は損益通算のメリットを受けることは出来ません(仮想通貨同士の損益の場合を除く)。
企業が発行する株を購入します。
株価が値上がりすることで値上がり益や配当収入を得ることができます。
少額から購入できるため、比較的気軽に始めることができます。
株主優待制度がある企業が発行する株の場合、様々なサービスを受けることができます。
株を割高で購入した場合、もしも株価が下がってしまったらその分損失額が大きくなります。購入するタイミング・手放すタイミングなどを見計らうため、動向をウォッチするのも大切なので、常に神経をとがらせているのがしんどいという人にはあまり向いていません。
また不労所得を得る目的に対し、大きな配当収入は望みにくいという側面もあります。
投資家が運用会社に託した資金をもとに、運用会社が株式や債券に投資して運用し、投資家に対し運用の結果に応じた分配を行います。
運用会社に任せることができるので、一度投資してしまえばあとは特にすることがなく、うまく運用できていれば非常に楽な投資といえます。
運用会社への手数料などが発生しますので、収入が少なくなってしまいます。
全ては運用を任せた専門家次第であり、うまく運用されなければ、分配金もなく元本割れしてしまうこともあります。
月極やコインパーキングなどが主流です。
投資家は国債を購入することで、国が設定した金利を半年に1回受け取れます。
そして満期になると、投資した元本が償還されます。国に対してお金を貸している状態なので、国が破綻しない限り元本割れのリスクはありません。
個人向け国債は最低1万円から1万円単位で購入できる為、大きな資金を必要とせずに少額投資が可能です。
国による元本保証が存在する。
他の投資方法と比べると利回りが低い。
個人向け国債は最低1年間は途中解約が出来ないため、すぐに換金できない等問題があります。
利回り | リスク | |
---|---|---|
太陽光発電投資 | 中 | 小 |
不動産投資 | 中 | 中 |
FX・仮想通貨 | 超高 | 超高 |
株式投資 | 高 | 高 |
投資信託 | 中 | 中 |
国債 | 低 | 低 |
この中でリスクが最も低く利回りがある程度高い太陽光発電投資がローリスクかつある程度のリターンが見込める投資であることが分かります。
利回りのベースが国の制度によって保障されているというのが、他の投資にはない大きなメリットです。
太陽光発電は、太陽の光を利用して電気を得る発電方法です。
投資としての太陽光発電の場合、この電気を電力会社に売ることで利益を得る方法を取ります。
「自分には太陽光発電があっているの?」というご相談だけでもかまいませんので、お気軽にお問い合わせください。もちろん、ご相談は無料で受け付けておりますのでご安心ください。