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ソーラーシェアリングとは?収益や作物への影響を解説

2020.01.29費用・税制

「ソーラーシェアリング」という言葉を聞いたことはありますか?

昨今、再生可能エネルギー事業が急速に普及しています。そんな中、ソーラーシェアリングという新しい太陽光発電の仕組みが登場しました。今回は、ソーラーシェアリングの仕組みやメリットについて解説していきます。

ソーラーシェアリングについて

ソーラーシェアリングとは?

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)とは、農地に支柱を立てて太陽光システムを設置し、農業と太陽光発電事業を同時に行う事です。農地を立体的に使用し、農業を継続しながら太陽光発電も行うという、今までに無かった未来型農業と言えます。

ソーラーシェアリング

ソーラーシェアリングによって、農業の収入に加え、太陽光システムで発電した電力を売る事で売電収入を得る事ができます。

なぜソーラーシェアリングが新しい仕組みなのかというと、これまでは、地目が農地のまま太陽光発電を設置する事が出来なかったからです。農地で太陽光発電事業をしたい場合は、「農地転用」によって地目を農地から宅地や雑種地に変更し、農業をやめる必要がありました。

ソーラーシェアリングは農地の一時転用が必要

2013年3月に農林水産省が、農地において適切に農業を行う事を前提に「農地の一時転用」を認めるという通達を出しました。これにより、地目は農地のまま太陽光発電設備を設置する事が出来るようになりました。「一時転用」という特別な扱いなので、本来は農業以外の目的では使用できない「農用地区域内農地」「第一種農地」「甲種農地」でもソーラーシェアリングを行う事が可能です。

ただし、注意点もあり、ソーラーシェアリングにおいて農地の一時転用が認められる期間は3年となっています。太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)期間は20年続きますので、ソーラーシェアリングを行う農地では、3年ごとに一時転用許可を再取得する必要があります。

条件が合えば一時転用期間が10年に

2018年に、農林水産省が「条件を満たしていれば一時転用の更新期間を10年とする」という変更を発表しました。
農地転用見直し農林水産省|農地転用許可状の取扱いの変更より

条件としては、

  • 所有者が農業を行う事
  • 荒廃農地の活用
  • 第2種・第3種農地の活用
これらを満たすと、更新期間が10年になります。

第2種・第3種農地とは農地の区分の事です。大まかに言えば、現在市街地と呼ばれる地域や、これから市街地化が見込まれる地域にある農地を指します。つまり、都市近郊の農地であれば、一時転用期間10年でソーラーシェアリングができる可能性があるということになります。

当協会では、所有している農地が上記の条件に当てはまるかどうか調査いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

ソーラーシェアリングのメリット

1.安定した収入源の確保

ソーラーシェアリングによって、今まで通り農作物による収入を確保しながら、さらに売電収入を得る事ができます。収入源が二つになるので、安定した収入が期待できます。

農業は、作物が冷夏や台風等の影響を受ける事による不作というリスクがあります。太陽光発電は、一年の内に天候が悪い時期があっても、一年間トータルで見れば安定した売電収入が見込めますので、万が一農業の収益が落ちてしまった時のカバーも担えます。

農作物によっては、ソーラーシェアリングを行う事で収穫量がアップし、主軸の農業収入増加も見込めます。詳しくは後述致しますが、太陽光パネルを設置する事が農業生産性を上げる事例が確認されています。

また、ソーラーシェアリングは、地目は「農地」のままで運営できます。地目が「宅地」や「雑種地」である場合に比べて固定資産税が大幅に安くなりますので、節税面のメリットもあります。

2.休耕地の活用

「以前耕作を行っていた土地で、過去1年以上作物を栽培せず、数年先の間に再開予定の無い土地」を耕作放棄地といいます。

「何とか活用したいけど、赤字になるだけかな…」と扱いに困っている耕作放棄地を、収益性のある土地に変えられる可能性があります。全国的に、荒れた農地の増加が問題になっていますが、ソーラーシェアリングが耕作放棄地の解消に一役買っています。

3.跡取り問題への貢献

ソーラーシェアリングは、農家の継続的な運営にも貢献します。
TPPによる輸入品との価格競争や・働き手の高齢化など、農業業界は多くの課題に向き合っています。若い人たちの中には、冷夏や台風等に左右される可能性がある収入面の不安から、「農地を相続したくない」「農業を始めるのは不安」という思いを抱える方もいます。

ソーラーシェアリングは、農家の収入の安定性を支え、跡取り問題の解消や、新しく農業を始める人の増加を後押しします。 実際に始めた方の中には、もともとの農業収入約200万円に、売電収入200万円が追加され、年収が約2倍になったという方もいます。

ソーラーシェアリングによる作物への影響

「太陽光パネルを設置したら、光が遮られて作物に影響があるのでは?」とお思いの方もいるかもしれません。 ですが、実は光が当たれば当たるだけ良いという農作物は、あまり多くないのです。

「光飽和点」といって、農作物が光合成をする為に必要な光の量には上限があります。光飽和点を超えて光を浴びると、むしろ成長を阻害してしまうケースもあります。作物によっては、太陽光パネルの影が差し込む事で、適切な温度・湿度条件に近づける事が可能になります。

例えば、高温に適さないと言われるブルーベリーや、日陰を好むきのこ類は相性が良いと推測できます。

ソーラーシェアリングを行った結果、アシタバの収穫量が通常に比べて116%になったという研究結果もあります。多くの光を必要としない作物にとっては、むしろ好環境を作り出せるかもしれません。

※農作物によって最適な光の量が異なります。農作物の光飽和量を考えた設置方法を考える必要がありますので、事前にご相談ください。

ソーラーシェアリングの補助金

補助金については、当協会でもお問い合わせをいただきますが、2020年現在、ソーラーシェアリングに対する補助金はありません。 国の政策として、一つの事業に対して二つ以上の補助金は受け取る事は出来ないからです。 FITは国の補助制度ですので、さらに他の補助金を受け取る事は出来ません。

ソーラーシェアリングの問題点

1.初期費用が大きくなる

ソーラーシェアリングでは、設計の都合上、架台を高くする事や、パネルの間隔を広くする事が必要に なります。そのため、通常の太陽光発電に比べて架台の費用が割高になります。また、メンテナンスが必要になった場合のメンテナンス料も割高になります。

2.継続の条件がある

一時転用許可の条件として、「ソーラーシェアリングを行っている農地で生産された農作物の状況報告」を毎年しなければなりません。もし、報告する時が収穫時期でなければ、農作物が通常通り生育している事を報告できれば大丈夫です。

また、多くの地域では、農地の一時転用の期間は3年であり、3年毎に改めて再許可の申請が必要になります。その際、以下の条件に該当すると、適切な農業の運営が継続できていないという判断をされます。

  • 営農を行っていない
  • 農地において作物の単収(面積あたりの収穫量)が、地域の平均単収と比べて2割以上減少している(原因が天災等の場合は考慮)
  • 農地で生産された農作物の品質が劣化している

適切に農業の運営が行われてないと判断されれば、まずは改善を求められます。
状況が改善しない場合、一時転用の再許可が下りず、太陽光発電設備を撤去しなければなりません。 そのような事態にならない為にも、設計力のある業者に依頼し、本業である農業に差し支えない設計をしてもらう事が重要になります。

業者を選ぶ時のポイント

ソーラーシェアリングの実績

ソーラーシェアリングは、単に太陽光システムを設置するだけではなく、本業である農業も適切に行う事ができる設計が重要です。ノウハウが少ない業者に任せて失敗しない為にも、施工実績を確認してみましょう。豊富な実績があれば施工力にも期待できます。

また、「高利回り」や「安い初期費用」といった謳い文句だけで業者を決めず、実際の対応を見る事も大事になってきます。相談する時に、過去にソーラーシェアリングで太陽光システムを設置した農地の状況について質問してみましょう。この質問をした時に、顧客の情報をしっかり把握している業者なら、アフターフォローまで任せやすいでしょう。

作物の収穫計画は合理的か

ソーラーシェアリングの提案書は、太陽光事業の発電シミュレーションと、農作物の収穫シミュレーションがあります。

この収穫シミュレーションを見る時に、「地域の平均的な収穫量・相場の売値」でシミュレーションが行われているかどうかチェックしましょう。シミュレーションの際に想定収益を相場より大きく見積もるような業者は、注意が必要です。

農作物の収穫量や販売価格の相場を知るには、近くの農協に問い合わせると確実です。

サポート体制があるか

ソーラーシェアリングは、「設置して終わり」ではなく、その後適切に運用していく事が重要です。施工やメンテナンスについて、業者のサポートが必要になる場面も出てきますので、施工後にどのようなサポートがあるのか、業者に確認しましょう。
口頭での確認ではなく、実際にどのようなサポートプランを持っているか聞いてみましょう。

手続きから施工までサポート致します

当協会では、いち早くソーラーシェアリングに関しての情報収集を行っており、施工実績のある業者を会員として登録しております。農業を継続して営みながら、太陽光という新しい事業に踏み切る事は、色々と不安なこともあるかと思います。

また、ソーラーシェアリングは、通常の太陽光発電に比べて必要な書類が多く、手続きの煩雑さが原因であきらめてしまう方もいると聞きます。 当協会では、手続きに関する書類や申請方法まで、しっかりとサポートできる体制を整えております。

「費用はどのぐらいになりますか」といったご相談だけでも承ります。ソーラーシェアリングを検討されている方や、営農にお悩みの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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