トラブル事例集 2015年度

トラブル事例 2015年

日本住宅工事管理協会にご相談いただいた案件をご紹介します。
同じ内容でのご相談であっても、地域や案件によって解決法は異なりますのでご注意下さい。

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1年前にパワコンを購入したが、業者の手違いで延長保証申請が通っていなかった

◆栃木県 36円案件 稼働済み案件

去年、太陽光発電所を設置しました。
材料も工事もすべて一括で業者に任せたので、細かいところまでチェックしていませんでした。
パネルの保証書は届いたのに、パワコンの保証書がいつまで経っても届きません。
業者に問合せたら、手違いで1年の機器保証にしか入っておらず、既に保証切れしてしまっているとのことでした。
延長保証分は返金してもらえましたが、パワコンの保証は切れたままです。
まだ何年も稼働し続けるのに心配です。どうすればいいでしょう?

40代個人事業主様(2015.2.22 お問い合せ)

▶ 当協会ご紹介の後付け延長保証にご加入いただきました。

原則的に機器保証に関しては販売店にお問い合せいただくことになっています。

パワコンの延長保証は、メーカーによって加入時期が決まっています。
今回ご相談いただいた案件のパワコンメーカーは、ご購入から1年以内に申請する必要がありました。
既に保証申請期間を過ぎているため、メーカー保証は諦めざるをえません。
     
代わりに、当協会のご紹介する後付け延長保証サービスにご加入いただくことになりました。
保証内容はメーカー保証と変わりません。
10年目のパワコン交換時期まで、安心してご使用いただけることになりました。


  

  

分譲案件を購入したが、発電量がシミュレーションより低い理由は?

◆福島県 42円案件 稼働済み案件

低圧案件を2基分譲購入しました。
そのうちの1基が、購入時にもらった資料の発電量に全然届いていません。
高く売るためにシミュレーション数値を改竄されたのでしょうか?
実際はシミュレーション数値に届かないものですか?

50代法人事業主様(2015.3.1 お問い合せ)

▶ スポット検査でバスパー断線パネルを発見し、出力回復ができました。

メーカーの出す発電シミュレーションは、期待値より低めに提示されることが多いです。
ほとんどのパネルメーカーは出力保証を設定していますが、設定数値より低下した場合に保証適用されます。
あまりに大きな数字でシミュレーションを出してしまうと、下回った時に保証しなくてはいけなくなるのです。
よって、メーカーの発電シミュレーション数値を下回るのであれば、何らかの不具合が発生している可能性があります。

スポット検査でサーモグラフィによる画像の確認・IR測定などを行った結果、バスパーの断線を発見しました。
これは製造時のはんだ付け不良が原因と考えられます。
     
設置環境中の温度が時間ごとに大きく変化することで、はんだの接触の不具合が進行してしまったのです。
セルとバスバーの間の接触抵抗が上がり、せっかく発電しても、この場所を通る電流の多くが熱となって損失してしまいます。
さらに進行すると、発火する可能性もあります。

早急にパネル交換を行っていただき、出力回復を確認することができました。


  

  

高圧案件をやりたいけど業者が見つからない

◆静岡県 32円案件 未稼働案件

高圧案件を2基申請済みです。
設備認定まではなんとか申請できましたが、電力申請の段階で電気主任技術者が必要だと知りました。
知り合いの電気業者は資格を持っておらず、別の業者を探すことに。
信頼して任せられる業者を紹介してほしいです。

40代法人事業主様(2015.10.22 お問い合せ)

▶ 会員業者さんの中から当該地域の電気主任技術者資格保持者をご紹介しました。

     

会員業者さんの中から、高圧案件に実績のある会社をピックアップ。
工期スケジュールと申請代行費用等を考慮し、A社をご紹介することになりました。
丁寧なヒアリングと報告、細かい部分まで配慮した設計に、事業主様にも気に入っていただきご契約となりました。


  

  

まだ2年しか経過していない発電所の発電量が落ちているような・・・

◆兵庫県 42円案件 稼働済み案件

低圧案件を稼働中です。
売電開始してそろそろ2年になります。
特に問題なく稼働していましたが、ここのところ発電量が落ちている気がします。
遠隔監視システム上は問題ないようにも思いますが、売電料が減っているのです。
どうしてなのか分かりますか?

40代個人事業主様(2015.11.30 お問い合せ)

▶ スポット検査で雑草の影響による発電不良を発見、除草対策を施しました。

スポット検査を実施したところ、検査員の報告は「雑草が伸び放題」というものでした。
現地写真を見てみても、アレイの高さ以上に伸びた雑草が、パネルに影を落としていることが分かります。
パネルやパワコンにはまったく不具合が起こっていなくても、こうした周辺環境が出力低下に繋がることがあります。

     

草むしりに入り、さらに砕石と防草シートの設置により、除草対策を施すことで出力改善ができました。


  

  

太陽光に関する知識をまったく持っていない業者に当たってしまった

◆静岡県 36円案件 未稼働案件

低圧案件を設置予定です。
契約を考えている業者さんは、担当者さんも感じが良く、レスポンスも早くて気に入っていました。
価格帯も同業者に比べリーズナブルに感じ、見積を取って融資を取れることになりました。
順調にいっているかと思いきや、割付図面が実際の土地の状況とはまったく違うことに気づきました。
聞いてみると、「これはサンプルなので工事する前にちゃんと作ります」との回答。
枚数もレイアウトも違いすぎるので、全体の感じも掴めないし、工事費用なども変動するのでは?と不安に。
さらに、パワコンメーカーに直接問合せみたところ、予定している枚数は乗らないと言われました。
そのことを聞いてみると、「ちゃんと計算しているので大丈夫ですよ」の一点張りで、ちゃんと説明してくれません。
知り合いの電気屋さんに相談してみたら、ストリングや単線結線図を出してもらった方がいいとのことなので、それも希望してみました。
すると「ストリングって何ですか?」と言われました。
正直、ほとんど太陽光はやったことがないという事実が分かり、困惑しています。
このまま依頼してしまっていいものでしょうか?

30代個人事業主様(2015.12.6 お問い合せ)

▶ 太陽光発電所設置は専門業者に依頼するようお願い致します。

太陽光発電所の設置は、様々な知識が必要とされる専門施工です。
あやふやな知識でなんとなく設置した結果、トラブルに発展する事例が数多く寄せられています。
担当者が良い人だから、価格帯が安いから、すぐにやってくれると言うから・・・
いろいろな理由で業者決定されるかと思いますが、何より重要なのは知識と実績をしっかり持っていることです。
さらに、パネルやパワコンはメーカーが切磋琢磨に競争しているので、新製品や新技術が次々発表されています。
そうした太陽光業界の情報をしっかりキャッチし、事業主様に最適なプランを提案することができる業者を選んでいただきたいです。

     

当協会の会員業者にまず現調を行ってもらい、土地図面から割付を作り直して設計からやり直すことになりました。当初の計画から大幅に変更がかかりましたが、申請作業も代行させていただくことで、スムーズに進行できました。予定通りに低圧発電所を連系することができ、不安でいっぱいだった事業主様にもご満足いただけました。