トラブル事例集 2014年度

トラブル事例 2014年

日本住宅工事管理協会にご相談いただいた案件をご紹介します。
同じ内容でのご相談であっても、地域や案件によって解決法は異なりますのでご注意下さい。

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分割案件禁止により、設置予定の発電所が認可されない場合は?

◆埼玉県 36円案件 未稼働案件

新規で太陽光発電所を2基、低圧で設置予定です。
しかし、新制度により隣り合った土地では申請できなくなってしまいました。
融資の目処もついており、どうしても2基稼働させたいです。
どうすればいいのでしょうか?

50代個人事業主様(2014.5.23 お問い合せ)

▶ 申請者を別名義にして申請し、無事2基とも認可されました。

平成26年4月1日以降次のような案件は低圧分割とみなし、設備認定が通らなくなりました。

・実質的に同一の申請者から、同時期または近接した時期に複数の同一種類の発電設備の申請があること
・当該複数の申請に係る土地が相互に近接するなど、実質的に一つの場所と認められること

「申請者」とは言い換えれば設備設置者です。
要するに、高圧設備を設置するとお金がかかるので、コスト削減のために低圧に分割して稼働するのは禁止、ということになりますので、同じ設備設置者が本来なら高圧案件として申請すべき場所で低圧を何基も稼働させるのはルール違反です、というわけです。
     
設備設置者とは、売電する事業主様本人になります。
これが同一名義だと認可がもらえないので、別名義で申請してもらうことになりました。
合同会社を設立し、1基はその法人名で申請、もう1基は個人名で申請します。

どちらも無事に認可され、2基とも工事に入ることができるようになりました。


  

  

去年連系した発電所を増設したいと思っているが、可能?

◆広島県 42円案件 稼働済み案件

低圧案件を4基稼働中です
そのうちの1基を増設したいと考えていますが、可能でしょうか?
地形が複雑なため、架台もきれいに追加することができません。
以前の業者は割高になると言って渋っているので、別業者を探したいです。

40代個人事業主様(2014.6.11 お問い合せ)

▶ 中国地方の会員業者さんをご紹介し、安心安全施工で増設できました。

設備認定申請で認可されている出力数を増やすと、売電単価が現行価格になってしまいます。
そこでパワコンは増やすことなく、パネルのみを増設することで売電単価を維持することになりました。
まず使用パワコンの仕様を確認し、どれくらい追加できるかを計算します。
さらにその枚数まで増やしても保証が下りるかどうかも、きちんと確認します。
     
設備認定は変更申請をかけ、認可が下りてから工事会社さんに見積依頼。
なるべくコストを下げたいというご希望のため、自由設計のしやすい単管架台を採用しました。
搬入搬出作業や、荷受け作業等は施主様にしていただくことで、工事費用をコストダウン。
納得のいくまで価格交渉を繰り返しました。

結果、申請関係もスムーズに進行し、保証面も据え置き、工事費もお安く済みました。


  

  

雨の日になるとブレーカーが落ちてしまう!

◆茨城県 36円案件 稼働済み案件

低圧案件を稼働中です。
稼働後しばらくは特に問題ありませんでしたが、ここ最近、雨の日にはブレーカーが落ちてしまいます。
施工面に問題があったのかと思い、工事会社に連絡を取りましたが、知らぬ存ぜぬ。
なんとか解決してもらえませんか?

40代個人事業主様(2014.9.31 お問い合せ)

▶ スポット検査により原因を究明し、追加工事で修復しました。

通常、こうしたトラブルが発生した時は、施工した工事会社さんに頼むのが一番です。
別の業者が入ることによって、最初の施工時の施工保証が切れてしまうことがあるからです。
しかし今回、もともと施工保証は3ヶ月しか付いておらず、それも既に切れているとのことでしたので、当協会の会員業者さんにスポット検査に入ってもらうことになりました。
     
検査の結果、漏電ブレーカーの感度電流値が適正ではないことが判明しました。
太陽光パネルは設置環境や天候等により、パネルと大地間に浮遊容量が増大します。
この浮遊容量の増大により、漏洩電流が漏電ブレーカの誤作動を引き起こすことがあるのです。
使用するパワコン仕様書等に、感度電流の推奨値が記載されているので、ご確認の上ブレーカー選定をする必要があります。

パワコンの感度電流推奨値を確認し、ブレーカーを1つ交換作業に入らせていただき解決しました。


  

  

太陽光発電所を設置後、放置していたら台風でパネルが飛散してしまった

◆香川県 36円案件 稼働済み案件

高圧案件を稼働中です。
この間の台風で一部のパネルが架台から外れ、飛んでいってしまいました。
監視システム等もなく、稼働後一度も見に行ったことはありません。
今回、近隣住民の方からクレームが入ったことで、市の役所職員から連絡がありました。
私有財産が他人に迷惑をかけたので賠償金を払うのは仕方ないとして、今後このようなことが再びあった時のためにリスク回避しておきたいです。

40代法人事業主様(2014.10.3 お問い合せ)

▶ スポット検査と現場修繕工事後、賠償責任保険にご加入いただくことになりました。

既に飛散したパネルの回収作業は完了しており、近隣住民の方への謝罪・賠償も進んでいました。
当協会の会員業者さんに現場調査に入ってもらい、損壊部分を報告書で提出。
自然災害による損害はシステム保証範囲外な為、すべて実費での修繕工事となりました。
     
なるべく安くパネルを仕入れられるよう会員業者さんに依頼し、しっかり修繕工事に入ってもらいました。
さらに、フェンスを設置してできる限りの飛散を防止し、異常時に早期発見できるよう遠隔監視システムを取り付けました。

太陽光発電所は損害賠償保険に加入が可能です。
保険会社をご紹介し、もしもの時に備えていただくことで、今後安心して運営していただけるようになりました。


  

  

設備認定をとりあえずで取得したけど変更したい

◆三重県 42円案件 未稼働案件

低圧案件を設置予定です。
設備認定を取得した時はあまり知識もなく、業者に言われるままに申請しました。
今となってみてはもっといいパネルがあるような気がして変更したいです。
しかし業者さんは変更できないの一点張りで、価格もとても高額なため、業者さんごと切り替えたいと考えるようになりました。
設備認定はその業者さんが取得してくれたので、やはりムリなんでしょうか?

50代個人事業主様(2014.12.13 お問い合せ)

▶ 設備設置者IDとパスワード照会することで、業者ごと切り替えができました。

お話を伺ったところ、設備認定取得時に何の契約書も取り交わしていいないとのことでした。
既にご契約されている案件に、日本住宅工事管理協会は介入することができません。
     
業者乗り換えの際には、設備認定を取得してくれた事務手数料をお支払いして、前業者と話を付けていただくのが順当です。
その後、電力会社に問合せして設備IDを取得し、JPEAに問い合わせて設備設置者IDとパスワード照会しました。
設備設置者IDとパスワードでログインし、登録者を変更すれば完了です。

あとはこちらで事業主様のご希望通りに変更申請お手続きをすることができました。