②業者の選定

業者選定のポイント

太陽光発電システムの設置を考える場合に業者の選定は非常に重要です。
安心して各種申請や工事を任せられるところを探す必要がありますが、
どのような事を対応できる業者を探したら良いのか確認するポイントをいくつかご紹介します。

地盤調査・測量してくれる

実際に太陽光設置予定地へ赴いて、地盤の確認や土地の広さなどを確認してくれる
※引き抜き強度などを調べるべきかどうかも判断してくれます
地盤調査についてはコチラ >>

送配電事業者への事前確認

送配電事業者へ申請に関する知識を要していて、必要な申請や対応を把握している

一般送配電事業者

2016年4月現在、北海道電力、東北電力、東京電力パワーグリッド、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の10社です。
現在、発電事業主の多くは地域によってこの10社のいずれかと売電契約を締結しています。
10社はそれぞれの基準で事前検討に入るため、詳細は各営業所にお問い合せ下さい。

北海道電力 東北電力 北陸電力 東京電力パワーグリッド 中部電力 関西電力 中国電力
四国電力 九州電力 沖縄電力
小売電気事業者

資源エネルギー庁の「登録小売電気事業者一覧」によると2016年7月14日現在、計318事業者です。

   

条例の事前確認

近隣住民への配慮や景観条例などの自治体からの規制がある場合がある為、
太陽光設置に対して何らかの規制や制限がないか把握している、もしくは確認して貰える
よくある例として下記条例や法令への申請が必要

土地利用計画申請 砂防法申請 土砂災害地域申請 文化財保護法申請 景観条例申請
河川法新鮮 遺跡調査申請 林地開発許可申請 伐採許可申請 自然公園法届出
開発協議申請 土壌汚染対策法届出 水利組合確認 農業振興地域除外申請 農地転用許可申請

   

割付図・レイアウト・単線結線図の作成

効率的なモジュールの配置やレイアウト図の作成、単線結線図の作成を行ってくれる

割付図面
割付図面
レイアウト図
レイアウト図
単線結線図
単線結線図

   

発電シミュレーション

発電シミュレーションをしっかりと出して発電量の相談にものって貰える

発電シミュレーション
発電シミュレーション
収支シミュレーション
経済シミュレーション

   

施工保証

設置した工事に対して施工保証がついている
※最長20年間の固定買取制度期間中ずっと保証してくれます

メンテナンス体制

メンテナンスを請け負ってもらえる
※施工業者と別のメンテナンス会社を付けることで、修繕工事等の際に施工保証対象外になる可能性があります

   

トラブル事例

施工費用が安いから、近所の施工店だから等、太陽光設置業者を選ぶ基準はそれぞれかと思いますが、
安易な業者選定はトラブルの元です。
当協会にお問合せあったトラブル事例をご紹介いたします。

施工IDを持っていない!?

太陽光のシステム設置には資格を持った技術者が対応する事が必要な工事があります。
工事を請け負てくれた施工業者だから太陽光の事を良く知っているだろうと安易に判断するのは危険かも知れません。

弊社から部材をご購入のお客様からのお電話で、パワーコンディショナーの設置に関して施工業者から当協会へ
お電話させるので説明して欲しいとのご依頼がありました。
そちらの施工業者様はお客様自身がご契約された施工業者様で、当協会に登録している認定を受けた会員業者では
ありませんでした。
直ぐに施工業者からお電話があったのですが、あるメーカーのパワーコンディショナーの設置方法が分からないので、
設置方法を教えて下さいという内容でした。
設置方法や接続の仕方は、そのメーカーの研修を受けて入れば分かるはずです。
詳しくお話を聞いたところ、そのメーカーのパワーコンディショナーを設置するのは初めてで、研修も受けていないし
施工IDも持っていないという回答でした。
「施工IDが無くても、協会さんの方で販売店IDがあれば保証は下りるでしょ?」ということでした。

これは大変な勘違いです。
販売店IDはあくまで販売許可証のようなものですので、その機器を設置するためのものではありません。
メーカー側からは、メーカー発行の取扱説明書や施工手順書の内容に添って、適切な方法で施工をおこなうことが求められます。
不適切な施工によって機器が故障しても、メーカーの機器保証は受けられません。
では、どのように施工すればメーカーの言う「適切な施工」になるのか?
それを学ぶための場が施工ID研修であり、きちんと研修を受ければ施工IDと、上記のメーカー発行書類一式が入手できます。
メーカーの機器保証は「適切な施工」を前提に出るものなので、保証書発行の際には施工店の施工IDが必要となります。

この件に関してはその旨をお客様へお話し、工事が一時中断してしまう事態となりました。
工事会社を選ぶときには、ご使用になる機器の施工IDをもっているかどうか、きちんと確認しましょう。

   

軟弱地盤!?

地盤に関してはどうしても目視だけでは判断が難しいです。
きっと大丈夫だとそのまま施工を進めてしまうと思わぬ事態に陥る事があります。

設置工事も順調に進み安心していたところモジュールの重みで架台が沈んでしまいました。
予測していた以上に軟弱地盤だったようで、全ての工事を最初からやり直す事態になってしまいました。
最初に地盤調査をしっかり行い施工を進めていたら避けられた事態だったかもしれません。
地盤調査には費用が掛かる場合もありますが、不安な場合にはきちんと調べてリスクを回避する必要があります。

詳しい地盤調査に関するコラムはコチラ
おろそかにしていませんか?知らないと怖い地盤調査

もともとが水田であった場所を農地転用した場合、地質が軟らかいために杭が沈んでしまう可能性があります。
引き抜き検査等をしてきちんと数値を測ってもらい、資料を提出してくれる工事会社を選びましょう。
言質が無い状態で工事に入り、架台が沈んでしまった時、修繕工事に別途料金が発生してしまうといった事態を防げます。