太陽光発電架台について

架台にかかる費用を見直しませんか?
架台は太陽光パネルを20年にわたり支え続けるものです。
非常に重要な役割を担っているにもかかわらず、多くの方が理解をしていません。
提案を受けるがまま設置を行ってしまっていては費用にも大きく関わっていくでしょう。

土地(地盤)や環境にあった架台を選ぶことで初期費用を下げることができたりします。
ただし、単に安いという理由だけで設置をしてしまうと20年持たない可能性もあります。
しっかりと理解をしていただき、施主様のニーズに合った架台を選ぶようにしましょう。

架台にかかる主な費用

  • 架台費用

架台本体にかかる費用。

  • 基礎工事・設置費用

架台の設置費用と設置に必要な工事費用。

  • 撤去費用

使用を終えた架台の撤去時にかかる費用。

架台の基礎工事の種類について

架台を設置する時に重要になるのが基礎工事です。
基礎工事には種類があり、工法・費用・施工期間・強度など、さまざまのです。
前述しましたが、単に安いという理由だけで設置してしまうと余計な費用までかかる恐れがあります。

ここでは、各基礎工事の特徴を述べていきたいと思います。
疑問点やお見積り、より詳しい情報をお求めの方は是非とも当協会にお問い合わせください。

 

コンクリート基礎工事

コンクリート基礎工事とは、型枠などを用いてコンクリートを打つ工法のことです。
基礎工事は大きく分けて、布基礎(独立基礎)・ベタ基礎(連続基礎)・置き基礎・ブロック基礎の4つに分かれます。

メリット

基礎工事のなかで最も暴風対策、強度と耐久性に優れた工法です。

デメリット

工期に十分な時間が必要であり、コスト面での上昇が見込まれます。

■布基礎

根伐りしたスペースに、捨てコンクリートを流し込み受け台として用いて、その上に型枠と鉄筋を拵えてコンクリートを
流し込むという工法です。
べた基礎などと比べると、施工性がよくコスト面でも優れたメリットがあります。
基礎工事の中では最も多く採用されている方式です。

 

■べた基礎

架台からかかる重量をコンクリート基礎全体で支えて、上からの重量を均等的に地面に与える工法です。
布基礎が点と点で支える基礎であるとするとならば、ベタ基礎は面で支えるイメージです。

他の工法よりコストは高くなりますが、型を用意できればコンクリートを流し込むのみで、施工性に優れており。
容易に重量が稼げるため、ご予算と相談してこの工法を選択することもお勧めできます。

 

置き石基礎(ブロック基礎)


■ブロック基礎

コンクリートブロックなどのコンクリート二次製品(既製品)にアンカーを取り付け、そこに架台を設置する工法です。
既成品のブロックにアンカーボルト・架台を取り付け、それをそのまま基礎として利用出来ます。
そのため、工期の短縮やコストの大幅削減が期待できます。
更に、撤去や環境復元においても他のコンクリート基礎よりも優れています。

ただし、既製品等の輸送費が負担になることが懸念されます。多くの数量が必要な場合は他の工法もお勧めできます。

 

杭打ち基礎工事

■単管杭

杭うち基礎工事とは、地面に重機または人力で杭を打ち込み、そこから架台を組み立てる工法です。

メリット

大幅な工期短縮とコスト削減が見込めます。
また多種多様に設置場所に対応できるため施工性と状況対応能力があります。
そのため、傾斜のある山の斜面などに太陽光を設置する場合など、農地を残し太陽光を設置するソーラーシェアリングの場合は単管での施工が多いです。

デメリット

単管杭うち基礎のデメリットを特筆するならば、なんと言っても強度の問題でしょう。
(単管杭の打ち込み1本あたりの引き抜き強度 約100キロ程度)

ただし、地中で打ち込みした単管を繋ぐと強度は500キロ近くまで増します。
地中に補強材などを埋める場合は、重機を使用する場合が大半で、費用も上がります。
単管で太陽光を設置される方は販売会社や工事会社や当協会などに確認をとる事をお勧めいたします。

■グランドスクリュー杭

(画像:中村建材HP http://nakamurakenzai.com/kisokouzi/
太陽光架台.comHP  http://www.solar-kadai.com/lineup/floor-screw.html)

グランドスクリュー杭基礎工事とは、専用のオーガアタッチメントでスクリュー杭を打ち込む工法です。

メリット

グランドスクリュー杭基礎工事のメリットは、なんと言っても安価と十分な強度です。
置き基礎や単管基礎などと比べても強度はしっかりしています。

もともと農地だった土地でも十分な引き抜き強度がでますので、施工性にも優れています。(撤去後農地に戻すことも可)
また、単管に劣らない工期の短縮も見込めます。

デメリット

グランドスクリュー杭基礎工事のデメリットは、スクリュー杭を打つ地盤に大きく左右されることです。
つまり、設置できる場所が限定されてしまうということです。

軟岩や岩盤の地盤や緩い地盤などには適していません
沈む力には弱く、地中に空洞など水脈がある場合は沈んでしまう危険性があります。

■ソーラーシェアリング(農地用架台)

sola_sharing1

(出典元:http://www.electric-ecosystem.com/2014/06/l-ile-d-ukujima-accueille-le-plus-grand-projet-solar-sharing-du-monde.html)

農地を活用して、農作業を行いながら太陽光発電も可能にする設置方法です。
もちろん、農地に悪影響を及ぼさない事を前提として設計されております。

太陽光をパネルで制限することにより、下の農作物にも多くのメリットがあると考えられております。

ソーラーシェアリングについて詳しい情報をお求めの方は下記のHPをご参照ください。

http://nichijuko.net/contents__trashed/sharing/

まとめ

基礎工事に関しては、どの工法でも、土地の地盤と密接に関わってきます。
従ってどの工法が良いかは一概には言いきれません。
施工時にはしっかりと調査をしてもらい、専門家からのアドバイスをもらいながら決めるようにしましょう。

日本住宅工事管理協会では、専門のアドバイザーからご相談からお見積りや優良な施工業者のご紹介など、
第三者機関の立場で適正価格で安全にご案内させていただけますので、お気軽にお問合せください。

屋根の種類

屋根の種類や屋根材によって、取り付け可能な架台や設置方法なども変わってきます。

スレート屋根
縦ラック
スレート屋根縦ラック

ラックレス
スレート屋根ラックレス

金属屋根
◆縦ラック
立平屋根縦ラック
瓦棒屋根架台

◆ラックレス
立平屋根ラックレス
芯木有レックレス
芯木無ラックレス

瓦(かわら)屋根
◆縦ラック
瓦屋根架台1瓦屋根架台2

代表的な例だけでもこれだけの種類あります。

問題は、施工パターンの豊富故で「どの屋根にどんな架台と設置方法が良いのか?」

答えは、実際に専門家に見てもらうのが確実です。

日本住宅管理協会では、屋根架台のご相談から優良業者のご紹介なども行っております。
お気軽にご相談ください。

 

架台の材質

前述している通り、架台は強度と防錆性が重要になり材質は次の2つが主流となっています。

  • スチール製架台
  • アルミ製架台

スチール製架台は、安価で強度は強いですが防錆性能が低いです。
そのためメッキ加工が必要となり、費用を考えるとコストはアルミ製架台と大きく変わりません。

アルミニウム製架台は、錆に強く合金材を使えば強度もスチール製にも劣りません。
最近では、安価な中国製の商品が広く使われていますのでコスト削減にも期待できます。

架台設計の注意

太陽光パネルの架台の設置をする時に注意してほしいのが架台と架台の距離間(ピッチ)です。

図1を例にしてご説明いたします。

架台①から架台②のピッチは3000mm以内。
③はパネルの先から直近の架台までの距離が30cm以内。

上記が当協会が安全と定めた規定の範囲内となります。

3000以上のピッチで設計された架台を使用した場合、ピッチ間が広すぎて防風効果や耐久性を著しく低下させてしまう可能性が高いです。
その結果、パネルはひしゃげてしまい崩壊してしまうケースが後を絶ちません。

依頼した業者よっては、3000mm以上のピッチを取っても問題ないと謳っている業者は今でも多いです。
業者の言われるがまま、その様な不安材料を持って工事を開始してしまうのは大変危険です。場合によっては、施主様の損害に直結してしまう結果となりかねません。

工事の前に一度、架台の設計を依頼メーカー等にご相談されてはいかがでしょうか?
もちろん、日本住宅管理協会でもこの様なご相談も受け付けております。

施工時間に関して

施工時間がコストに大きく作用します。

架台の中には施工時間を短縮できるようにパネルを設置しやすくしているものがあります。
施工時間が短くなれば、その分コストが抑えられます。

また、施工が簡単になればなるほど不慮の事故やアクシデントも少なくなる傾向があります。
ですが、ただ安いだけで架台を選んでしまうと、設置に時間がかかりすぎて結局は費用がかさんでしまう事もあります。

架台の撤去費用に関して

情報が少ないのが架台の撤去費用についてです。

20年後、太陽光事業を終了する際には、必ずパネルと架台の撤去が必要になります。
基礎工事や架台の種類によっては大きく異なりますが、大きな費用がかかることが予想されます。

撤去後にリサイクルができる架台と、できない架台があります。
リサイクルができない場合は廃棄する際にさらに費用がかさんでしまいます、事前に撤去のことも頭に入れて架台を選ぶようにしましょう。

日本住宅工事管理協会では架台に関するご相談も受けております。ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。

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