太陽光発電の保証と補償と保険

メーカー保証・災害補償は必要不可欠!

太陽光発電は屋外設置のため、自然災害や天候による影響を非常に受けやすいです。
また、近年異常気象が各地で目立ち、パネルの破損事故などをニュースで見かけた事もあるのではないでしょうか。
ご自身の発電所が原因不明で発電量が低下したり、自然災害の被害にあった時の事は想定されていますか?
産業用・住宅用に関わらず、長期的に安定した利益を安心して太陽光発電事業を運用していく上で保証・保険は非常に重要です。
万が一の事態に備えて人間に医療保険などの制度があるように、太陽光発電にも各メーカーが様々な保証や補償で太陽光発電事業者の皆様をサポートしています。

 

保証と補償と保険の違いって?

保証 → 対象期間内の発電量や製品の不具合発生時に、メーカーや販売店が修理、交換、補修する事。
補償 → 製品以外かつ自然災害時などメーカーや販売店などの責任対象外の損失発生時に、メーカーや販売店が補填する事。
保険 → 交通事故・海難事故・火災・地震・死亡など様々な事象により、安定を崩す事件・事故・災害などの危険に対処するため保険会社と契約するもの。

 

 

モジュール(パネル)保証

出力保証

出力保証とは、発電量が基準値より低下した際に、修理や交換にて対応する保証の事です。
メーカーにより保証年数や基準値が異なるため、購入前に必ず確認しましょう。

 

以下は一部メーカーの出力保証例です。(2017年3月1日現在)

メーカー名 保証年数 保証内容
ネクストエナジー 25年 納入後1 年以内:最大出力が多結晶は97.5%・単結晶は96.8%を下回った場合
2年目以降:毎年0.7%ずつ下げ、最大25年目までその出力保証値を下回った場合
JAソーラー 25年 納入後1 年以内:出力ダウン率が多結晶は2.5%・単結晶は3%を下回った場合
2年目以降:出力ダウン率が多結晶は0.708%/年・単結晶は0.7%/年を下回った場合
ソーラーフロンティア 20年 公称最大出力が10年で85.5%を下回った場合または20年で76.0%を下回った場合
カナディアンソーラ― 25年 納入後1 年以内:公称最大出力値が97.0%を下回った場合
2年目以降:毎年0.7%ずつ下げ、25年目で80.2%を下回った場合
公称最大出力値とは

モジュール(パネル)一枚あたりの発電量です。出力保証に使われるのは、メーカーによって異なりますが、公称最大出力値の下限(※90%)である事が多いです。

 

例)公称最大出力値:200W/最大出力の下限:90%/出力保証:90%のパネルの場合

パネル公称最大出力 = 200W
最大出力下限    = 180W (200W×0.9)
出力保証基準値   = 162W (180W×0.9)

出力状態に関しては、メーカー調査(工場に持ち帰り検査を実施)により正確に判断できますが、疑わしいと感じる度にメーカー調査を行うわけにはいきません。そのため、メンテナンス(定期点検)や遠隔監視システムによる毎日の発電量チェックのデータが重要になります。

▶ メンテナンスについてはこちら

▶ 遠隔監視システムについてはこちら

 

機器保証

機器保証とは、製造上の不具合や初期不良による故障や破損した際に、修理や交換にて対応する保証の事です。
一般的な家電が通常1年間なのに対し、太陽光パネルはほとんどのメーカーで10年間の機器保証を付与しています。
しかし、パワコンやモニター、架台などはメーカーごとに保証年数など内容が異なりますので、出力保証と併せて必ず確認しましょう。

 

システム保証

パネルメーカーによっては、パワコンや接続箱、モニターなど周辺機器の機器保証も合わせて受けることができます。
これをシステム保証とも言います。
この場合、周辺機器はメーカー指定型番の中から選択する必要があります。あらかじめ確認しましょう。

 

 

災害保険

火災や台風など、自然災害によって破損した場合、災害補償に加入していれば適用範囲内で取替や修理を行ってくれます。メーカーにより無償(条件あり)・有償となりますが、基本的にオプションとなります。
また、災害補償に関してはメーカーだけでなく、各保険会社によっても取り扱っています。

※屋根に設置する場合は火災保険の適用範囲内なのか事前に保険会社に確認しておきましょう。

以下は各メーカ―の一例です。(2017年3月1日現在)

パナソニック・長州産業の場合

補償期間:15年
補償対象:火災、落雷、破裂、爆発、洪水、風災、雪災、雹災、高潮、土砂崩れ外部からの衝突など

 

カナディアンソーラーの場合

補償対象:火災、落雷、破裂、爆発、風災、ひょう災、雪災、水災、外部からの物体の落下・飛来・接触・倒壊・崩壊など

 

 

賠償責任保険

自然災害や盗難などによる二次被害に対応する保険です。台風によるパネル飛散で、近隣の住民に損害をもたらしてしまった場合など、不測の事態に対応します。基本的にオプションです。

 

 

売電収入保険

パワコンの故障等による売電停止事由が発生した場合に、停止期間中の収益を補填してくれるものです。基本的にオプションです。

 

 

保険でお悩みの方はご相談下さい

JCMAエネルギーでは、皆様が太陽光発電所を安心して運用できるよう第三者機関としてサポートさせて頂いております。
発電所稼働後でも、加入可能・他社からの乗り換え可能な災害補償制度を取り扱っておりますので、お気軽にご相談・お問い合わせ下さい。

※尚、加入のご希望は、当協会にて施工をお承りした場合のご案内となります。