太陽光発電コラム

サンパワー社の高出力モジュールとは?

2016.08.29

サンパワー社の高出力モジュールのメリットとは?

FIT改正法の施行に伴い、太陽光発電所の設置に向けて再び事業者さんが動き始めています。
数年前に比べると、太陽電池モジュールのメーカーも多様化しており、どのメーカーを選んでいいのか迷っている方も多いかと思います。
今回は、狭い敷地内になるべく大きな容量の発電所を設置したいと考える事業者さん向けの、発電出力の高いモジュールについてご紹介していきます。
現在、日本国内に出回っている太陽電池モジュールで、最も高い出力を誇るモジュールメーカーの一つがサンパワー社です。
サンパワー社では、XシリーズとEシリーズの2つのシリーズを展開しています。
Xシリーズは最高出力345W、Eシリーズは最高出力327Wと、高い出力のモジュールシリーズです。
設置面積に制限のある土地においてより多く発電し、投資対効果の最大化が期待できます。

発電量について

実際に従来の60セル多結晶モジュールと、出力を比較してみたいと思います。

上図は、サンパワーのXシリーズのモジュール280枚と、他社265Wモジュール288枚を比較した表です。
仮に他社モジュールの発電効率を100%として考えてみたとしても、初年度の発電量は2割以上サンパワー社が上回っていることが分かります。
また、サンパワー社のMaxeon太陽電池は、強固な銅基盤の構築されたセルが、モジュールを劣化させる要因となる腐食やクラックに対して強い耐久性を備えています。
そのため経年劣化が他社モジュールに比べて遅く、初年度では8%~10%多く発電することが分かっています。
20年後にはその差がさらに広がるため、発電量の合計数値は3割以上の差となっています。

投資費用について

サンパワー社のモジュールは出力が高い分、コストがかかります。
例として当協会の販売価格で計算してみると、

【多結晶メーカー】265W×W70円=モジュール1枚あたり18,550円
【サンパワー社】345W×W145円=モジュール1枚あたり50,025円

となり、上図の例に則って計算した場合、

【多結晶メーカー】18,550円×288枚=5,769,792円(税込)
【サンパワー社】50,025円×280枚=15,127,560円(税込)

初期費用に936万円近くの価格差が出ます。
この価格差で尻込みしてしまう方も多いかと思います。
しかし、初期費用のみで判断してしまうのはまだ早いです。

発電量から売電価格を計算してみると、(平成28年度価格)

【多結晶メーカー】1,665,959kWh×24円=43,181,657円(税込)
【サンパワー社】2,216,185kWh×24円=57,443,515円(税込)

となるため、20年間の売電収益には14,261,858円の差が出ます。
例え初期費用で936万円の差が出たとしても、売電収益差が1426万円出るのであれば、単純計算で490万円お得ということになります。

メンテナンス費用について

前述したように、サンパワー社の太陽電池モジュールは耐久性が高いので、劣化が遅くメンテナンス費用を抑えることができます。
通常、太陽電池モジュールのメーカーは、機器保証として10年間の返品交換を受け付けていますが、基本的には返品交換にかかる費用のみを保障してくれるに過ぎません。
交換する際の工事費用は別途必要になるわけですから、保証体制がしっかりしているだけでなく、なるべく長く持ってくれるモジュールを選びたいところです。
サンパワー社の太陽電池モジュールは、熱膨張率が異なるシリコンに接触しない裏面配置のため、電極の腐食や切断も防ぐことができます。
さらにモジュールの裏面は受光する必要はないので、電極の金属面積を増やすことで抵抗を少なくするように設計されています。
これらの技術的な工夫によって、耐久性、さらには品質向上に貢献しています。

メンテナンス費用は通常、設置費用総額の0.7%で算出します。
総額2000万円の設置費用がかかった発電所の場合は、年間およそ14万円のメンテナンス費用が発生することになります。
基本的には機器や発電力の点検等の費用なので、故障や発電不良で機器交換となった場合は含まれません。
パワコンは保証の切れる10年目に交換することを想定して経済シミュレーションしますが、これも交換の際の工事費用は別途見積になる場合が多いです。
実際に運営していく上では、想定外の支出が発生する可能性があるわけです。
できるだけ強い製品、劣化しにくい製品を選択することが、メンテナンス費用削減のための一番の方法です。

 

今後の太陽光発電所事業計画を進めるにあたって

今回、高出力モジュールとして、サンパワー社の太陽電池モジュールをご紹介しました。
固定買取価格の低下に伴い、初期費用をなるべく抑えようと考える事業主さんが増えていく中、安い中国メーカーを選ぶ方が多くなっています。
もちろん中国メーカーもどんどん技術向上を続けていますので、中国メーカー=粗悪品と考えられていた頃に比べ、品質も保証体制もしっかりした製品も多いです。
しかし、単純に初期費用だけを見て選ぶのではなく、今後長く続いていく運営年数を考慮して費用対効果を見極めていくことが大切です。
日本住宅工事管理協会では、こうしたコスト計算や発電シミュレーション・経済シミュレーション等を使っての、事業計画をお手伝いしています。
まだ24円案件への申請も間に合いますので、是非一度ご相談下さい。