太陽光発電コラム

連系後の太陽光発電に関するお悩みを解決!

2016.06.02

連系後の太陽光発電に関する様々なお悩みを解決します!

再生可能エネルギー事業に携わるようになって、当協会でも事業主さんからのご相談を多く受けます。
既に発電所が稼働している方からのご相談で多いのは、大体この4つです。

1.原因不明の発電不良を何とかしたい
2.連系後でも増設して過積載にしたい
3.敷地内の余った土地を有効利用したい
4.既設備とは違うパネルメーカーで増設したい

もちろん既設備の状況にもよりますが、ほとんどすべて解決できる問題です。
諦めずにご相談いただければ、当協会がお力になります!

1.原因不明の発電不良を何とかしたい

何はともあれ、設備の見直しが第一です。
現在、どんな状態なのか、どこに不具合が発生しているかをしっかり見極めましょう。
一度メンテナンス業者に点検してもらえば、ほとんどの原因は明らかになります。

太陽光発電システムの発電低下に繋がる原因には、大体次の要素が考えられます。

① ホットスポットの発熱による不具合(モジュール損傷・クラスタ内通電不良など)
② 断線による不具合(配線不良・接続コネクタ抜けなど)
③ モジュールの不具合(バイパスダイオード不良・ハンダ付け不良など)
④ 漏電による不具合(PIDに起因した不良など)
⑤ パワコンの不具合
⑥ 敷地内や周辺の障害物による影の影響

※ホットスポットとは、太陽光モジュールに「鳥のふん」や「落葉」「砂塵」などが付着し、一部分が陰になることでその部分が発熱してしまうことです。
これは、太陽光モジュールの損傷に繋がり、最悪の場合は発火など重大事故につながる恐れがあります。

一概に不具合と言っても、これだけの原因があるのが分かります。
ではこの原因のすべてを解消するにはどうすればいいのか。
定期的にメンテナンスをする、何よりこれが一番です。
放っておいても不具合は解決しません。
早めの検査、メンテナンスを実施し、発電不良の原因を解明しましょう。

2.連系後でも増設して過積載にしたい

過積載とは?➜コラム「過積載の太陽光発電所で今からでも大きな収益を得ることが出来ます!

過積載は、少し前までは20%増量くらいが主流でした。
例えば、パワコン49.5kWに対して、パネル60kW程度の設備です。
このくらいであれば、かなりお天気の良い日でもパネル出力がパワコン出力をギリギリ超えるかどうか・・・くらいです。
しかし、実際にはピークカットも年間2%程度だと分かったことで、今では50%以上の過積載で設置している発電所も増えています。
パネル50kW程度の発電所に比べ、140%以上の発電量が見込める過積載を、今からでも試してみたい方も多いのではないでしょうか。

もちろん過積載は運転開始してからでも可能です。
パネルの増設には、経産省への変更届が必要ですが、売電単価を変更することなく認められる場合が多いです。
パワコン容量はそのままなので、49.5kWの設備であることに変わりはありません。
連系工事をやり直す必要もないので、電力会社の立会も不要です。
パネルを増やすことにより、入力電圧が高くなるので朝方のパワコン起動時間も早まり、同様にして夕方の停止時間も延びます。
手っ取り早く発電量を増やし、売電収入をUPさせたい方には、おすすめの方法です。

ではどのくらいの過積載が見込めるのか。
例をあげて説明していきます。

【田淵三相9.9kWパワコン5台 カナディアンソーラー多結晶260W200枚の設備の場合】

200枚÷5台=40枚(/台)
40枚÷5ストリング=8枚

既設備では、8直5並列5台で運転している計算になります。
パワコンの最大直列数は、550V×0.9÷37.5V=13.2
小数点以下切り捨てで、13枚となります。

13直列までできるパワコンに8直列しかしていない計算になるので、単純に5直列分増やすことができます。
125枚32.5kWの増設が可能になり、パワコン49.5kWに84.5kWのパネルが過積載されることになります。

これは最大設置可能枚数なので、ここまで載せなくても、10直~12直くらいの間で様子を見ながら、土地の状況等に合わせてストリングを組んでみるといいかと思います。

3.敷地内の余った土地を有効利用したい

野立ての産業用太陽光発電所内にはさまざまな理由から、使われていない土地があります。
太陽光発電所では、太陽光パネルを直列に接続してストリングを作り、複数のストリングを接続箱経由でパワコンにつないでいます。
パワコンではそれぞれのストリングの電圧値(枚数)を同一にする必要があるため、ストリングを敷き詰めることができない場所がどうしても余ってしまいます。
田淵などマルチストリング方式のパワコンであればこの限りではありませんが、マルチストリング方式のパワコン価格が低下してきたのはここ最近のことなので、42円36円案件ではマルチストリング方式のパワコンを使用していない発電所が多いです。
起伏がある土地や、複雑な形状の土地を利用した発電所で、なるべく影にならないよう組んだ結果、このような未利用地が残されている方も多いのではないでしょうか。


当協会でご提案する増設案は、この余った土地を使います。
中途半端な枚数しか置けない面積でも、少し影がかかってしまうとしても、問題ありません。
パワコンがマルチストリング方式でなかったとしても、もちろん大丈夫です。
1ストリングごとにパネルを自由に配置することができるので、敷地内の余った土地を有効に利用することができます。

前述した通り、もともとの設備から1.5倍程度に増設したとしても、ピークカットで無駄になる電力はおおよそ2%未満です。
つまり、増設分の98%はそのまま売電収入になる為、使いみちのない土地を有効利用できる上に、設備の初期投資回収年数も短縮できる可能性が高いのです。

もちろんすべての未利用地が活用できるわけではなく、あまりに地盤が軟弱な場合などは架台を組む自体、難しいこともあります。
まずは既設備の状況をご相談いただければ、当協会スタッフが適切なアドバイスをさせていただきます。

4.既設備とは違うパネルメーカーで増設したい

ではいざ増設したいと考えた時、もともとの設備で使用していたパネルが使えない、なんて場合も往々にしてあります。
同じ型番のパネルが廃盤になってしまっていたり、以前の業者と連絡が取れない、というケースも多いです。

基本的には、まったく別のパネルを同じパワコンに接続すると、電圧値や電流値の差が影響し、パワコンの効率を低下させてしまいます。
適当に枚数だけ増やしてパワコン側の入力値を超えて接続してしまうと、故障やエラーの原因にもなりかねません。

しかし、当協会でご提案する方法は、その点のご心配はありません。
増設する太陽光パネルは、メーカーや型式は何でも大丈夫です。
多結晶・単結晶・CIS・HITなんでも組み合わせ自由なので、以前とは別のメーカーを試してみたい時にも、新設するより低コストで導入を検討できます。
パネルの組み合わせによって、どのくらい増設できるかはそれぞれなので、まずは一度ご相談下さい。

この方法に関する詳しい内容については、次の記事でご紹介します。