太陽光発電コラム

発電事業者びっくり!売電が止まっていたのはこんな理由!?驚きのデータとは

2016.03.15

3ヶ月以上もの長期にわたって売電が停止している理由は?

本日は少しびっくりなデータをお伝えします。

長期間売電が停止している発電所のうち、「軽微な不具合が放置されていた」ことが原因であるケースが、なんと過半数を占めているというのです。

ちなみに、予期せぬ事故が原因と思われるものは全体のわずか4分の1程度。

このデータは資源エネルギー庁の資料『太陽電池発電設備の安全確保のための取組強化について』によって明らかになったもので、ちょっとした話題になっています。

こんなことで、発電が止まっていた!?

では、データをしっかりとみていきましょう。

調査資料円グラフ

出典:平成28年2月29日 産業構造審議会 保安分科会 電力安全小委員会
新エネルギー発電設備事故対応・構造強度ワーキンググループ(第8回)
配布資料6『太陽電池発電設備の 安全確保のための取組強化について』

売電が止まっている=発電が止まっている理由の4分の1は、確かに雷・塩害・雪なのど外的要因やパワーコンディショナー(PCS)の故障などによる突発事故によるものです。

ですが、その他の項目はどうでしょうか。

●ブレーカーが切れていた
●初期設定がきちんとできていなかった
●パワーコンディショナ-(PCS)のフィルタが目詰まりしていた

などの、初歩的な要因によるものがほとんどであることが分かります。

まさか、こんな理由で売電が出来ていない発電所があるとは……と驚いてしまうデータです。

知っていて放置しているのか、気が付いていないのか?

ここで気になるのが、発電が停止している発電所の事業主は、その事実を知っているのかどうかという事です。

上記のデータは3ヶ月以上売電が停止している認定設備に対する調査報告です。
3ヶ月以上もの長い間、売電収入が得られていないのに気が付かないということはあるのでしょうか。

ここからは推測の域を出ませんが、もしかすると

「そもそもまだ売電が開始していないと思っている」
「当然ちゃんと運用されているものだと思っていて、売電明細をチェックしていない」

という可能性も充分にあり得ます。

いずれにせよ、とんでもなく損しているかも

売電をできていない事実を知らないのも問題ですが、知っていて放置しているのも問題です。
前述の通り、発電所が止まってしまう理由の過半数が「軽微な不具合」などが主な理由です。ここに問題があります。

今回ご紹介したデータは、売電が停止してしまったという極端な例ですが、このデータから推測できることは

売電停止とまではいかなくても、実は結構な割合で設備に問題が起きていて、発電量が低下しているかもしれないのに、気が付かないままの事業主が多いかもしれない

ということです。

つまり裏返せば、ちょっと気を付けるだけで、ちょっと手を加えるだけで、本来得られるはずの売電収入を得ることができるようになるわけです。

にもかかわらず、知らなかったり放置しているのは、やっぱりもったいないと思いませんか?

まずは売電明細のチェックから始めませんか

ただしセルフチェックには限界があり、見落としが起こり得ます。

事業主様に確認出来ることといえば、やはりまずは売電明細です。
「当然売電収入が入っているだろう」と思うのではなく、必ず毎月確認するようにしましょう。

そうするうちに、「あれ?この月から急に売電額が減っている?」と気が付くときが来るかも知れません。

売電収入の減少が見られた方は、専門家へご相談を!

売電収入の減少を感じた方は、専門業者に発電所のチェックを依頼してみることをおすすめします。

役割を簡単に説明すると

●何らかのトラブルが起こっていると気が付く=発電事業主の役割(売電明細チェック)
●どんなトラブルが起こっているか特定する=専門業者の役割

という感じです。

特に軽微なトラブルの原因を追求するには目視チェックだけでは難しく、専門機材を要することもありますので、発電事業者自身ではなく、専門家の力を借りることが大切です。

あなたの発電所も、チェックすれば発電量を回復できるかも!

大がかりなメンテナンスと考えるとなかなか腰が上がりませんが、必要最低限のチェックを行う、という程度に考えてみれば、行動に移しやすいかもしれません。

もちろん、日本住宅工事管理協会でも発電所のチェックに関するご相談を受け賜ることが可能です。

早めに原因を見つけられれば、早く手を打つことができます。
発電所の力を蘇らせるためにも、まずはチェックから始めてみませんか。