太陽光発電コラム

超導入編!参入企業が増えている「バイオマス発電」をゼロから学ぼう

2015.12.08

太陽光の次はバイオマス?

太陽光発電市場からは、一時ほどの賑わいはなくなったように感じます。
実際は、過積載などまだまだ利益を上げる方法は残されているのですが、「1kWあたりの売電価格が27円まで下がったし、分譲案件もなかなか見つからない…」当協会にもそんな声が届くことが増えました。

そんな中、次は風力発電!という声もチラホラ聞こえて入るのですが、ごくまれにお問い合わせいただくのがバイオマス発電です。

ですが、ほとんどの方が「そもそもバイオマス発電ってなに?」という段階のようです。
まだまだ知名度の低いバイオマス発電。どうやら「検討する」というステージにすら到達していない方も多いようです。

そこで、今回は超導入編と題して、バイオマス発電について分かりやすく噛み砕いてご説明したいと思います。

バイオマス発電って?


出典 NEDO

「バイオマス」という言葉の響きだけで、なんとなく身近ではないような気がして嫌煙してしまう人もいるのではないでしょうか。
ですが、バイオマス発電は再生可能エネルギーによる発電方法のひとつですので、太陽光発電事業などに親しみのある方にとってみれば実はそんなに遠い存在でもないのです。

ただし、太陽光・風力・水力・地熱といった”自然エネルギー”による発電とは違います。
バイオマス発電は、”再生できる資源”を燃やして発電します。
太陽光発電に代表される自然エネルギーを利用した発電は、それらの名称からエネルギー源が容易に推測できるのですが、バイオマスと言われてもいまいちピンとこないのが普通かもしれませんので、余計に分かりにくくなっているのかもしれませんね。

「燃やして発電」と聞いて思いつくのは、火力発電だと思います。
確かにバイオマス発電は火力発電ととてもよく似ていますが、ここで注目したいのは燃やすものは”再生できる資源”であるという点です。

火力発電は通常、LNG(ガス)や石炭、石油を燃やしてタービンを回して発電を行います。
つまり、火力発電とバイオマス発電は「燃やして発電」という点においてはほとんど同じ仕組みといえるのですが、「燃やす燃料」が違うのです。

さて、ここで気になるのが”再生できる資源”とは何なのかという点です。
読んで字のごとくなのですが、本来捨てるものをエネルギー源として復活させるイメージを持っていただくと良いと思います。

代表的なものは「捨てる木材」「家畜排泄物」「汚泥」「食品拝殿物」などになります。
もっとわかりやすく具体例を出すと、廃棄になる食品、間伐材、糞尿などがあてはまります。

バイオマス発電が優れている点「安定の発電量」

バイオマス発電は、なぜ注目を集めているのでしょう。

それは、太陽光発電や風力発電などとは違い、燃料の調達ルートさえ確保できれば、極端な話し24時間365日安定的に発電をし続けることが出来るからです。

再生可能エネルギーですから、もちろん20年間の固定買取制度が適用されています。

バイオマス発電の注意点

ですが、バイオマス発電は手間がかかります。
「設置してしまえば、あとは放っておけば発電してくれる」とはいきません。

燃料を確保し、機械を動かし、メンテナンスを行わない限り発電をしてくれることはないのです。
すなわち、24時間稼働させようと思えば、それだけの人材と人件費を確保する必要もあるということです。

誰にでもできるの?

このような特徴をみていくと、どうやら個人事業主では難しそうだという事がお分かりいただけると思います。

今のところ、バイオマス発電事業を行っているのはほとんどが法人です。

バイオマス発電に向いている土地

現在、バイオマス発電が設置されている場所は比較的田舎の地域が多いですが、向いていない土地というのはあまりありません。

ただし、バイオマス発電は自治体の法令によっては設置できない可能性があります。
また、法的拘束力がない場所であっても、近隣の景観や環境、地域移住民のことを充分に配慮する必要があるでしょう。

ポイントをあげるとすれば、次の点になります。

●100坪以上の土地である
●バイオマス発電に使う燃料の確保ができる場所が近くにある
●燃料の確保を行うため交通の便がよいところである

その他、詳しく知りたい方はお気軽にご連絡ください

今回は、超導入編という事で、「バイオマス発電とは何か」をイメージしてもらうための説明にとどめていますが、必要な資金・燃料調達方法・人材確保・売電価格など、説明し出すとまだまだきりがありません。

より詳しい情報をお知りになりたい方は、お気軽に当協会までお問い合わせください。

●バイオマス発電について、もう少し詳しく知りたい!という方は併せてこちらの記事もご覧ください
→ 再生可能エネルギーの最終兵器バイオマス発電について