太陽光発電コラム

太陽光パネル、台風がきても大丈夫?

2015.08.25

施工方法を守れば、基本は安心です!

2015年の6月、突風により群馬県で野立ての太陽光パネルが吹き飛ぶという被害が起こったのは記憶に新しいと思います。この突風は太陽光発電システムに限らず電柱や軽トラックなども倒されるなど地域一帯に大きな被害が出ています。

当コラムの執筆中である2015年8月25日現在もダブル台風が日本列島に急接近しているなど、自然災害が多い日本。太陽光発電事業を行っている事業主様は、自然災害との付き合い方についても念頭に入れておく必要があります。

尚、このコラムは事業主様を不安にさせることが目的ではありませんので、本文に入る前に、先に結論を述べておきます。メーカーは台風などの自然災害に対し、パネルの負荷試験を行い、厳格に施工方法を指定しています。ですから、設置業者さえしっかりと選定していれば基本的には問題はありませんのでご安心ください。

設置工事の際に行うべき対策

前述の被害は、野立ての発電システムで起こりましたが、野立てに限らず屋根に設置している方も注意・対策が必要です。

基本的に、対策は設置の段階で行うようにします。もちろん、そもそも太陽光発電システムの設置は屋外に行いますので、各パネルメーカーも災害が起こることを前提に製品の開発を行っています。ですから、ある程度強い風速にも耐えられるだけの強度は計算されています。

つまり、必ずメーカーの指定している設置方法を守る必要があります。しっかりと守っていればよほどの災害が起こらない限り大きな被害は起きないとされているのです。

裏返すと、それらを守らないと被害が出たり、保証が受けられなくなる可能性もあります。たとえば風の逃げ道がないほど敷き詰めることは大変危険です。少しでも多くパネルを設置したい気持ちは当然ですが、角度や隙間など、強度面での配慮も重要です。

さらに、台風が頻繁に通過する地域などでは専用パネルや専用架台などのオプションがないか確認をし、必要があれば採用するようにしましょう。

もしも被害に遭ってしまったら

特に今回接近している台風15号は最大瞬間風速60メートルが予想されています。この規模の風の場合、街灯や電柱が倒れたり、屋根が飛ぶなどの被害が想定されています。太陽光発電システムにおいても、最悪の場合、太陽光パネルが吹き飛んだり、設備は無事でも飛散物が当たって破損するなどの被害も考えられますので、厳重な警戒が必要です。

もしも飛んで行ってしまうなどの被害に遭った場合ですが、基本的にはメーカーの補償で修繕を行います。自然災害に対する補償はメーカーにより有償・無償のものがあり、保証期間・保証金額などに違いがあります。

ですから、設置される場所が自然災害の多いエリアなのかどうか、必ず確認の上、メーカーの保証内容と照らし合わせて検討を行う必要があるのです。

また、台風などの場合、翌日が晴れた時には火災・感電の注意も必要です。太陽光発電設備は、故障している場合でも光がある限り発電し続けている可能性がありますので、近づかず、まずは業者に連絡をとりましょう。

業者をしっかり選定すれば基本的には安心です!

毎回お伝えしているように、大切なのは業者選びです。自然災害の面においても同じことが言えます。

太陽光パネルは外に設置するものですから、自然災害との付き合いは切っても切り離せません。だからこそ、メーカー側もしっかりと災害対策を行っていますし、取付時の強度は風速60メートル程度までを想定していることがほとんどです。それを超えるような暴風の場合、エリア一帯が甚大な被害に遭っている状況が想定されるでしょう。

つまり、「地域の自然災害状況」をみながら「保証内容を加味」して「正しい取り付け方」で施工してくれる業者に依頼することが大切なのです。

発電量や価格など、目に見えて得する部分ばかり提示して、実際その通りに設置すると必要な強度が保たれていないなどの場合、災害時の被害が大きくなる可能性があるだけではなく、メーカーの保証も受けられなくなる可能性があります。

信頼できる業者に設置を依頼することで、今まで当コラムで紹介してきた様々なメリットだけではなく、通常想定される自然災害への対策も同時に行えるというわけです。

お困りの方はご相談ください

まだまだ台風シーズンは続きますし、ただでさえ自然災害の多い日本です。これから太陽光発電を始めようという方、既に業者選びに入っている方や設置済みで不安がある方など、どなたでも、どんな小さなことでも構いません。一度日本住宅工事管理協会へご相談ください。