太陽光発電コラム

フェンスは強い味方!「フェンス設置=コスト圧迫」ではありません

2015.08.11

太陽光発電事業に欠かせないのがフェンスです

野立て(空き地などへの太陽光設置)の際、意外と見落としがちなのがフェンスの必要性です。ですが、たかがフェンスと思って設置を後回しにしていると大変なことになってしまいます。フェンスにはどんな役割があるのでしょうか。

発電効率にも影響! フェンスの重要な役割

少しでも多くの収益を上げたい事業主様にとって、発電システムとは直接関係のない設備への投資は極力最小限にしたいものです。特にフェンスに関しては「設置するメリットが見えない」とお考えの方も少なくはないようです。ですが、実はフェンスには設置防犯面だけではなく発電効率にも関わるとても大きな役割があるのです。

では具体的に、どんな役割があるのでしょうか。順にみていきましょう。

●子供などの侵入や事故を阻止
ちょっと想像をしていただきたいのですが、ある日突然、空き地に無数の太陽光パネルが登場したら、子供ならどんな反応を示すでしょうか。もちろん、子供の目には非常に物珍しく、場合によっては「触ってみたい」と思う子もいるかもしれません。そして当然、フェンスも何もなければ好奇心に後押しされ中へと入り、パネルへと手を伸ばすでしょうし、いたずらをしてみたくなる子供もいることでしょう。そなると、高額な設備が台無しになってしまいます。
正直、それで済めばまだマシといえます。一番怖いのが感電事故です。フェンスをしないまま感電事故が起こった場合、やはり事業主様の責任は非常に重いものです。

●防犯対策
侵入してくるのは子供だけではありません。太陽光発電システムには常に盗難のリスクが背中合わせだといわれています。この事業の特徴として、完全に設備を隠して閉鎖することはできません。太陽光をも遮るわけにはいかないからです。ですから、フェンスだけで完全に盗難をシャットアウトすることはできませんが、もちろん大きな効力はあります。柵も何もない太陽光発電所があった場合、犯罪者の格好の餌食となってしまいます。仮に実際乗り越えられるフェンスだとしても、そこにフェンスがあるだけで窃盗犯へのメッセージになるのです。

●不法投棄を阻止し、火災・苦情・発電効率低下のリスクを避ける
フェンスが設置されていないと、簡単に侵入できてしまうことから不法投棄のリスクが高まります。不法投棄をされてしまうと、放火などの危険性も増しますので、近隣の方から苦情を受けるということは容易にご想像いただけると思います。また、投棄物が増えるとシステム破損や影などによる発電効率低下にもつながる可能性があります。

●獣害を阻止
「山奥なので人の侵入リスクは低い」という方も、忘れてはならないのが獣害です。小動物に対応できるものから、大きな獣に対応したもの、電流が流れるものまで様々なラインナップがありますので、必要に応じて選ぶことになります。ただ、そもそも盗難などの犯罪を企てる人間の場合は山中でも侵入する可能性はありますので、どの程度のフェンスをつけるかはリスクの程度との天秤になると思われます。

●保険の加入内容や料金に影響
保健会社にもよりますが、フェンスの設置有無によって保証内容に影響が出たり、保盗難保険などの料金が変動することが多いといわれています。

フェンスの重要性をおさらいします

太陽光発電事業の敵は何でしょか。ぱっと浮かんでくるだけでも[日影][火災][落雷][盗難][いたずら]など様々です。これら敵の数を減らしてくれるのがフェンスなのです。つまりフェンスは、「リスクを減らし」「収益を上げることに専念できる」ようにしてくれる、太陽光発電の強い味方です。たかがフェンスと侮らず、必ずフェンスを設置するようにしましょう。

フェンスの種類

では、フェンスにはどんな種類のものがあるのでしょうか。太陽光発電事業の事業主様が多く取り入れられている代表的なものは以下のフェンスです。

フェンス
●金網フェンス(ネットフェンス)
金網フェンスによく見られるのが、ひし形に編み込まれたタイプのもので、PET樹脂でコーティングされている物が多くみられます。軽量で強度に優れているため様々な環境に適応しますが、少し物々しさも感じさせます。

フェンス
●メッシュフェンス
強度・耐久性に優れ、何より施工性が良いため誰にでも簡単に設置できるというメリットがあります。安価でスマートに仕上がるため、人気があります。ただし、金網フェンスのような物々しさを求める方には物足りなさがあるかもしれません。

フェンス
●有刺鉄線フェンス
棘があるため防犯対策や獣害対策によく使用されます。特に、通常のフェンスの上部に「忍び返し」として設置する方が多いタイプです。全面に使用する場合、非常に危険ですので人通りがある場所には向きません。また、見た目もかなり物々しくなります。

(出典)
金網フェンス…鶴見金網株式会社(http://www.tsurumikanaami.co.jp/html/fence/net/net-fence.html)
有刺鉄線フェンス…株式会社キャムズ(http://cams.co.jp/jugaibousisaku/wmpanel/option/#op_7)

フェンスの基礎「コンクリートブロック」

一般に、フェンスはコンクリートブロックの基礎の上に設置します。最近ではDIYでフェンスを設置される方も増えましたが、この場合通常はこの基礎から準備することになります。ですが、フェンスの支柱分の基礎を用意しなくてはならないため、なかなか思うようにはいかず、やはり業者に依頼する方が多いようです。

基礎工事不要! 素人でもカンタンに設置できるフェンス

そこで注目されているのが、基礎工事が不要なタイプです。このタイプは、杭を地面に差し、結束線でパネルを固定するだけですので初めての方でもご自分で設置することが可能です。業者に依頼すると施工費用がかかりますので、なるべくこういったところでコストを抑えたいという方も多く、人気が高まっています。

日本住宅工事管理協会でもお取り扱がございますのでお気軽に

上記の基礎工事不要タイプに関しては、当協会でもお取り扱いを開始させて頂いております。当協会ではWMフェンスと呼ばれる、一般のご家庭の方が獣害防止用に設置されるためのタイプのフェンスを扱っておりますので、強い強度がありながらも誰にでも簡単に設置が可能です。メッシュタイプですのでコストも抑えることが可能です。

フェンスは太陽光発電事業の「強い味方」です!

フェンスを設置することで、あらゆる弊害から太陽光発電システムを守ることが可能です。これまで「コストがかかるだけ」と思っていた方も、フェンスを設置することによって事業の効率が上がり、結果的に収益を生み出すためには欠かせない「縁の下の強い味方」だということを再認識いただけたら幸いです。