太陽光発電コラム

リスクを押さえて納得運用、知っておくべき5つのリスク

2014.04.26

太陽光発電のリスク

太陽光発電事業は政府の後押しをうけて、非常に魅力的な投資になりました。
インターネットはもちろんのこと、テレビやCMなどでも太陽光発電事業についてのメリットが取り上げられています。

当協会もこのHPを運営しているので投資としての太陽光発電には大いに賛成です。
ただし、リスクが0というわけではありません。投資である以上リスクが必ずついています。
あまり取り上げられていない太陽光発電のリスクをご紹介いたします。
リスクとリターンを正しく把握して、設置の検討を行うことで安定的に収益を得る手がかりになります。

太陽光発電の5つのリスク

自然相手でコントロールできない
経過劣化があること
故障の可能性があること
災害・盗難の可能性があること
制度の変更の可能性が0ではないこと

1 自然相手であること

太陽光発電は皆様がご存知のように、太陽エネルギーを電力に変換することで発電する方法です。そのためには太陽の協力が必要不可欠です。
異常気象などが起きて、太陽の日照時間が短くなってしまうと、当初計画していた通りの発電量を確保できない可能性があります。
売電価格は固定でも日照時間は固定されていませんのでシミュレーションの誤差が出てしまいます。

リスクに対して
通常、施工会社が出す収益シミュレーションはパネルメーカーが作成することがほとんどです。では、メーカーはどのようにシミュレーションを作成しているのでしょうか?
それは、過去何十年の日照データをもとに作成されています。

そのため、かなり大きな異常気象が起こらない限り、シミュレーション結果から大幅に変わってしまうというのは考えにくいといわれています。

2 経年劣化があること

経年劣化とは太陽光パネルも万能なものではありません。人間が年をとると活動量が減るのと同じように、太陽光パネルも年数とともに発電量が下がってきてしまいます。
設置場所によっても変わりますが必ず劣化をします。
そのため、当初予定していた発電量を発電できなくなる可能性もあります。

リスクに対して
メーカーによりますが大手のメーカーのほとんどは「出力保証」や「製品保証」をつけています。(メーカーによって異なりますので必ずメーカーに問い合わせてください)
この保証は、経年劣化が起こったとしても、一定の発電量を保証しますよ。というものです。100%の発電量を保証してくれるわけではありませんが、「出力保証」「製品保証」があるため一定の発電量が保証されています。

シミュレーションもこの点を押さえて算出していることが多いです。
(一部の業者は数字を良く見せるため100%の出力で算出する場合があります)
経年劣化は起こりますがメーカー保証がありますので安定した発電量を確保することができます。

3 故障の可能性があること

太陽光パネルは故障が少ないといわれています。実際に故障しにくい仕組みですのでメーカーも20年以上の保証をつけていることが多いです。
パネルは故障が少ないのですが周辺機器も20年以上持つかというと、話は変わってきます。
実際にパワコンなどは平均10年程度といわれています。20年の運用をすることを考えると1度は必ず変更する必要が出てきます。
架台に関しても常に風雨にさらされているため、絶対に故障しないとは言い切れません。
故障はしにくいですが0ではないことがリスクとしてあげれます。

ノウハウがある業者の場合、リスクを熟知していますので利回りを確保するために最適な方法を提案してくれます。(メンテナンスや保険など)
故障などのリスクに関してはノウハウがない業者の場合特に問題になります。
産業用太陽光発電システム販売事業が儲かるということで、ここ数年で多くの会社が参入してきました。今まで販売をしたことがない業者も多数いて多くのトラブルが起こっています。保証がないような安いパネルを使いトラブルになったなどがありますので、故障のリスクも踏まえて検討する必要があります。

4 災害・盗難の可能性

地震・竜巻・津波・火災などの災害によって太陽光発電が壊れてします可能性があります。
メーカーの保証がどこまで保証できるかにもよりますが、対象外の可能性もあります。
補償範囲外の場合は、メーカー保証とは別に損害保険の加入の検討が必要です。

災害と同じく可能性があるのが盗難です。
管理方法も保険と同じく検討しなけければいけない項目の一つです。

リスクに対して
上記にも記載しましたが、メーカーの保証範囲がどこまでなのかを確実に把握しましょう。
太陽光発電の魅力は高い安定と高い収益性なので、20年しっかりと使えることを第1にプランニングを行い、検討するの必要があります。

5 制度の変更の可能性が0ではないこと

太陽光発電事業の魅力は「20年間政府が決めた価格で電力会社買取を行わなければいけない」という固定価格買取制度があることです。
この制度のおかげで安定して収益を上げることができると、多くの方が注目しました。
もし、政府が手のひらを返して、この制度を失効させるような法案を作ったらどうなるのでしょうか?
おそらく、売電価格は急激に安くなり、利回り率が大きく下がってしまう可能性があります。

リスクに対して
可能性が0ではないと書きましたが実際はほとんどないのではないかと考えています。た10kW以上の産業用太陽光発電システムの設置数は実に90,000件を超えています。(2013年12月調べ)制度を変えるということはこの90,000件の計画が大きくずれることになりますので、制度の変更は考えにくいと考えます。

まとめ

リスクということで5つのポイントを取り上げましたが、ほとんど全てのリスクは回避することができます。

投資としての太陽光発電はこれらのリスクを考慮しても、非常に優れた投資といえます。
ただし、ところどころで書きましたが、ノウハウがある安心できる業者に依頼することが必要不可欠です。

もし、信頼できる業者に心あたりがなければ日本住宅工事管理協会にご相談ください。
客観的な立場で皆様が最適な太陽光発電事業ができるようにサポートさせていただきます。