太陽光発電コラム

電圧抑制により売電収入が激減!電圧抑制を回避するためにできること

2015.02.12

電圧上昇抑制の対策に関して

電力会社との連携も無事終わり、順調に売電していたにもかかわらず、ある日突然原因不明に売電量が減ってしまった。

同じように原因がわからないが売電量が少なくなっているといった相談が当協会には良くあります。
売電量が少なく理由はいくつかありますが発電所に問題がない場合に考えられるのは電圧抑制です。

どうすれば抑制を受けずに安定した売電を行うことができるのか?安定的に太陽光発電事業を行うためにできることとはあるのでしょうか?

電圧抑制とは

電圧抑制の仕組みを理解しましょう。
電圧とはVであらわされており、一般家庭のコンセントには約100Vの電圧が届いています。
難しいことはすべて除いてできるだけ簡単にして紹介しますと、太陽光発電で作った電圧よりも家庭に提供される電圧のほうが高い場合電圧抑制が起こります。

まだ、この段階だと何のこっちゃ?と思われる方が多いと思います。
太陽光発電で発電した電力はトランスや変電所などの機器を経由して各消費者に届けられますが、今回はなぜ電圧抑制が起こるのかだけをご説明するのでそれらのことは一切考えず、仮に太陽光発電所と家が直接つながっていると仮定してください。

電圧は水圧や気圧・温度と同じく高いところから低いところに流れていきます。
太陽光発電所で発電される電圧より家庭の電圧のほうが低ければ何も問題なく電気を売電することができます。

しかし、家庭の電圧が太陽光発電所の電圧よりも低ければ電力は売電できない状態が起こります。(この状態であれば逆潮流※電気の逆流が起こる可能性もあります)

単純な話しですが発電所の電圧をどんどん上げていけば何も問題なく売電できるのですが、ことはそんなに簡単ではありません。
107V以上になるのを電圧が上がるのをパワコンが抑えてしまい太陽光発電所の電圧は107V以上にはならないようになっています。

そのため、消費者が電力を使わなくなると電圧抑制は起こりやすくなってしまうのです。

電圧抑制の防止方法

電圧抑制に関しては明確にこうすれば抑制できるといったマニュアルなどはありません。
しかし、ある程度であれば改善することができます。

「電圧抑制とは」で紹介したように電圧抑制の一番の原因は太陽光発電所の電圧が売電先よりも低くなっていることです。
そのため、発電所の電圧を最大である107Vまであげることで電圧抑制を防止することができます。
これは太陽光発電所設置業者に依頼を行い変更してもらうことができます。

この方法とわせて行ってほしい対策が電力会社へのアプローチです。
何度も同じことになりますが電圧抑制がかかるのは消費先の電圧が高くなるためです。
(電圧が高くなる理由には複数ありますが電力の消費が少ない場合電圧は低くなります)
そのため、消費先の電圧を下げる要望を電力会社に行います。

こちらは必ず受けてくれるわけではありませんが、電圧抑制があまりにもひどい場合、電力会社が受けてくれることもあります。

これらの方法を取ることで電圧抑制はある程度抑えることが可能です。

ただし発電効率があまりにもよく、当初の発電量が多くて電圧抑制を受けている場合は対応してくれないこともあります。
いずれにしろどのような場合でも一度設置店にご相談するのが良いと思います。

それでも電圧抑制がなくならない方へ

電圧抑制は様々な原因があり、今まで紹介した「発電所の電圧を高くする」「電力会社に電圧を下げてもらう」だけでは改善されない場合があります。
このようなときは下記2点を確かめてください。
① ケーブルの太さは適切か?
ケーブルが太くなると、ケーブル内を電気がスムーズに流れて電圧抑制を防ぎやすくなります。
②ケーブルは最短で設置されているか?
ケーブルが長くなると抵抗値が大きくなり電圧抑制を起こす一因になってしまいます。
ケーブルの設置はできるだけ最短にしましょう。

電圧抑制が怖くて太陽光発電事業に踏み出せないという相談をいただくことがあります。
電圧抑制は100%防ぐことはできませんがこれらの方法できちんと対応すればある程度は防ぐことができます。

しっかりと、対応してくれる設置会社であればシミュレーション数値の乖離(悪いほうに)はほとんど起こりませんので安心して事業をご検討ください。

日本住宅工事管理協会は太陽光発電事業を応援します

日本住宅工事管理協会は第三者機関として皆様の発電事業をサポートします。
客観的な立場でどのようにするのが最適なのかをアドバイスさせ地底ただきます。
ご不明な点などがありましたらどのようなことでもお気軽にご相談ください。