太陽光発電コラム

太陽光新規受付中断を受けて今出来ることを考える

2014.10.01

今できること太陽光発電

太陽光新規受付中断が広がる今考えることと出来ること

九州電力に続き、北海道電力、東北電力、四国電力が再生エネの新規受付を中断する発表がなされ、事業者や施工会社を驚かせています。
いつかはこんな時が来ると予想していた人は多いですがほとんどの人は固定価格買取制度が始まってたったの2年でこんな状態に至るとは予想できなかったみたいです。

当協会としてもいつかはこのようなときが来るような気はしていたものの、多くの人と同じようにこんなにも早いタイミングで来るとは想像もしていませんでした。
各電力会社が新規の検討を中断するにいたった理由を「ああだ、こうだ」とご紹介しても仕方がないことですので今太陽光発電を検討している事業者が今出来ること、考えないといけないことを当協会なりに考えてみました。

誤解がないように先に記載をしておきますが、確定的な情報が現在はない状態です。
打ったほうがよい手を思いつく限りご紹介していきますが必ずこれをすれば売電が実施できるといったものではありません。
少しでも多くの太陽光発電事業者が希望通りの発電所の設置が出来るようにサポートをすることが当協会の目的です。
出来る限りのサポートや情報の提供を行っていければと思っております。

今回の報道に対して正しい知識を持つ

先に記載しましたがここでは電力会社が再エネ新規の申し込みに対する回答を中断することになったかの経緯は説明をしません。
事業者様に知ってもらいたいのは「新規の申し込みに対する回答を中断」ということがどうゆうことなのかについて説明をします。

太陽光発電事業を行うにはいくつかの手順が必要になります。
大まかな流れは次のとおり

①経済産業省に設備認定の提出

低圧案件はインターネットでの申請、高圧案件に関しては書類での提出
※高圧案件の場合、先に事前相談を各電力会社の最寄りの営業所に提出する必要があります
設備認定が完了するまでには約1ヶ月が必要になります

②電力会社に対しての接続検討の申し込み

今回、さまざまな電力会社が発表した「新規の申し込みに対する回答を中断」はこの接続検討の申し込みに対しての回答を中断したことになります。
中断した申し込みについては方針が決まった段階で順次回答を行っていくことを発表しています。
接続検討の回答は通常半月~3ヶ月程度の時間がかかります
(容量が多いほど回答にかかる時間は長くなります)

③太陽光発電所の設置

接続検討の回答をもらうことで、太陽光発電所の設置が経済産業省と電力会社に認められたことになります。
設置が出来る状態になれば一安心といえます。

④系統連携

設置した発電所と電柱を結ぶために電力会社が行う工事です。
通常、太陽光発電所の設置が完了した後に申し込みをして、低圧の場合約1ヶ月、高圧に関しては電気会社の状況で工事までに時間はばらばらです。
1ヶ月程度で行ってくれる場合もあれば、1年以上の期間待たされる場合もあります。

系統連携工事が終わればめでたく売電の開始です。

②の項目で記載しましたが今回の電力会社の中断発表は接続検討に対する回答の一時中断です。

各電力会社の発表としては「自社発電設備などの運用方法や導入拡大対策などを早急に検討のうえ、結果を取りまとめることといたしますが、それまでの間一時的対応として、10月1日以降、新たに契約申し込みを受付する再エネ発電設備に関する接続可否の回答を、保留させていただきます。」※四国電力からの引用

この文面を見る限りでは現在検討中の内容次第で白にも黒にもなると受け取ることが出来ます。
この検討が各電力会社だけで判断を下すのか?国が関与してきて政策自体を変えていくのかはわかりません。
※現在の政策は再エネの普及で低圧案件は基本的に無条件で電力会社は受けなければいけないといわれています

最終的には国からの発表で再エネの普及自体をどうするかが決まると思います。やはりその発表があるまではどっちに転ぶかがわからないのが現状です。

では今出来ることは何なのか?

太陽光発電事業を検討している事業者が今出来ることは出来る状態になったときに速やかに計画の実行が出来るようにしておくことだといえます。

速やかに計画の実行が出来る状態とは次のように考えています

① 事業を行うかどうか明確な判断が出来ている
② 設備認定が取得できている
③ 土地を購入や賃貸で行う場合、条件付の契約が出来ている
※太陽光発電が出来る状態になった場合のみ借りたり、買ったり出来る状態
④ 依頼する業者が明確に決まっている
⑤ 資金計画が明確に出来上がっている
⑥ 接続検討の申し込みが終了している
⑦ 現在の状況の中でここまで積極的に協力してくれる業者を探す

この状態まで持っていくことができれば、各電力会社が回答を再開した際にいち早く動くことが出来ると思われます。

各電力会社、国が今後の方針をいつ発表してくれるかは正直まだわかりません。
明日かも知れませんし、1ヶ月後かも知れません、下手をすれば1年後ということも考えられます。
再開されたときに売電価格がどうなるのか等本当にわからないことだらけです。

取り急ぎ注目できるのがこの流れを作った九州電力が10月1日に「回答中断に関する説明会」を各支部で行うことです。
ここでどのような説明がされるのかが非常に注目を集めていると思います。
ここでの説明が今回の中断の流れを作ったようにスタンダードになる可能性は少なからずあると思っております。
こちらに関しては情報が確認出来次第、何かしらの形でご紹介していきます。

日本住宅工事管理協会のサポート

北海道、東北、四国、九州で太陽光発電事業を検討している方へ、当協会はあくまで第三者機関として太陽光発電事業者へのサポートを行っております。
該当地域で施工を行っている会社が設置出来ないということを理由に地域に簡単に移動しているなどの発表もありましたが、私たちとしては少しでも可能性がある限りは事業者様が太陽光発電事業をしっかりと出来るようにサポートをしております。

出来るだけ親身になって対応することを心がけておりますのでお気軽にご相談ください。