太陽光発電コラム

太陽光発電事業におけるフェンス設置について考える

2014.08.26

フェンスを賢く選んで太陽光発電事業の収益を最大にしましょう!

太陽光発電所の設置のためには必ずといっていいほどフェンスの設置が必要になります(電力会社によっては必要がない場合もあります)、フェンス費用は設置するフェンスのタイプ、設置会社によってかなり差があり、事業の収益に大きな影響を与える可能性があります。

日本住宅工事管理協会は太陽光発電に関する様々な相談を事業主様からお受けするのですが、意外なほどフェンスについての質問が少ないのです。ふと、不思議に感じてご相談があった事業者様にフェンスについてこちらから質問してみたところ設置をしないといけないという認識はあったものの具体的な費用などはイメージできていませんでした。

50kWあたりのフェンス設置費用は大体50万から140万くらい

一般的なフェンス           WMフェンス

50kWの発電所をフェンスで囲うとした場合、通常100mくらいの外周になります。
フェンスの設置は1mあたり、大体5,000円~14,000円くらいといわれています。そのため100mだとすれば50万から140万位の費用になります。最大で90万位費用に差が出てしまいます。50kWあたりの発電所の1年間の売電価格が約200万円といわれていますから、初期費用の回収期間がフェンスだけで約半年も変わってしまう計算になります。

このように収支に大きな影響を与えるフェンスの設置費用ですが、多くの事業者様がこの事実を詳しく知らないように思います。

そもそも、なぜフェンスが必要になるのでしょうか?

費用の具体的な紹介をする前にそもそもなぜフェンスが必要になるのでしょうか?
こちらも事業者様にご質問させていただきました、多くの方が盗難防止や危険防止のためと答えてくれました。もちろん盗難防止や危険防止も目的もあります。しかし、一番の目的は電力会社がフェンスの設置を行わないと太陽光発電所の設置を認めないからです。

フェンスの設置がないと太陽光発電所の設置が認められないので、どうしてもフェンスの設置が必要になります。
ここで考えないといけないのが太陽光発電事業はあくまで事業です。そのためできるだけ多くの利益を残すことが必要になってきます。そしてフェンス設置の目的は電力会社から太陽光発電所の設置を認めてもらうために必要だからです。逆にフェンスの設置を行っておけば太陽光発電所の設置は認められると考えると、どの程度のフェンスであれば太陽光発電所の設置は許可されるのか?そのための費用はどれくらい必要なのか?と考えられます。

このように記載をすると、それでは盗難防止や危険防止の効果はどうでもいいのか?といわれてしまう可能性がありますので先にお答えしておくと、もちろん本来の目的である盗難防止や危険防止も重要です。当協会として盗難防止や危険防止は二の次でとにかく安いフェンスを設置して、発電所の設置を行えばいいと考えているわけではありません。
本来の目的もカバーしてなおかつ安く、電力会社にも発電所の設置が認められるフェンスを選ぶことが重要と思っております。

どのようなフェンスであれば太陽光発電所の設置の許可が出るのか?

固定価格買取制度が始まった2012年7月の当初フェンスはあまり重要視されていませんでした、たとえば支柱をたてて、トラロープだけを張っておけばそれでOKであった時期がありました。今はこの方法は完全にNGです。

先に結論を記載いたしますが、フェンスの設置は多くの方がフェンスと聞いてイメージするような網目上の金属のものを設置するのが必須のようです。

少し回りくどくご説明していますがフェンスの費用はどこで差がつくのかご紹介します。

フェンスコストの差がつく3大ポイント

①材料代
②基礎代
③設置代

この中でも「材料代」は各製品に大きな差はないように思います。(mあたり1000~2000円程度の差はあります)
大きな差が出るのが「基礎代」と「設置代」です。二つ記載していますが基礎を決めることで設置代が大きく変動するとお考えください。
もう少し噛み砕いてご紹介すると、フェンス設置には大きく2種類の基礎があります。
①埋め込み式
②コンクリート基礎

埋め込み式はくいを打ち込むだけの基礎です、それに対してコンクリート基礎は家の基礎工事と同じようにコンクリートを流し込みより強固に設置するための方法になります。
当然費用はコンクリート基礎のほうがかかります。設置工数もコンクリートを固める時間を考えると少なくても2日以上かかってしまい、その分設置費用に上乗せされてしまいます。

冒頭でご紹介させていただきました、フェンスの設置費用50万~140万程度の費用を思い出してください。埋め込み式とコンクリート基礎の費用で分けてみると次のようになります。
①埋め込み式:50~70万程度
②コンクリート基礎:100~140万程度
このようになります。
実に倍近く費用に差が出てくることになります。

電力会社はフェンスの基礎をどのように考えているのか?

最後に重要なのはフェンスが太陽光発電所の設置のために必要なものであるのであれば、どちらの基礎でも許可は下りるのでしょうか?

答えは今のところどちらの基礎でも許可は下りています。というか基礎のことを言及されることはありません、電力会社が支持を出してくるのはあくまでフェンスの設置を行いなさいということのみです。もちろん以前は許可されていた支柱を立てて、トラロープを張るだけのものがNGになったように、今後はどうなるのかはわかりません、そのため2014年8月現在という形になりますが問題なく埋め込み式でもフェンスの設置はできます。

日本住宅工事管理協会では埋め込み式のフェンスの販売も行っております、最大の特徴は工事の設置を業者に任せなくても、事業者様で設置が可能な点です。事業者様自らフェンスの設置を行えば1mあたり最低3980円で設置が可能になります。もちろん強度は問題ありません。

※詳しくはこちらをご参考ください

ご質問なども随時お受けしておりますのでお気軽にご相談ください。