太陽光発電コラム

パワコンごとに異なる出力制御周辺設備を一覧で解説

2017.07.05

、導入すべき設備は意外に多い!

九州電力が出力制御の対応を要請するDMを送付したことで、
対象エリアでは多くの発電事業者様が対応に追われているようです。

抑制対象の方は、パワーコンディショナだけではなく、

『出力制御ユニット』などその他の設備も導入する必要があるのですが、
準備はお済みでしょうか。

しかも、出力制御ユニットなどの設備は、
パワコンのメーカーごとに対応しているものを選ばなければなりません。

「うちのパワコンにはどの出力制御ユニットを導入したらよいの?」
というお声が多く聞かれている中、様々な情報が飛び交っているようなので、
情報を整理しておこうと思います。

おさらい!出力制御ユニットはなぜ必要か?

まずは、改めて出力制御ユニットの必要性についておさらいしておきます。

「うちは出力制御機能付きのパワーコンディショナなので準備は万端!」
と思っている方も多いようですが、先日こちらのコラムでもお伝えしたように
パワコンだけではなく『出力制御ユニット』も一緒に導入する必要があります。

というのも、出力制御機能付パワコンパワーコンディショナは、出力を制御をする機能しか持っていないためです。

電力会社から送られてくる出力制御の指示(出力制御のスケジュール)は、
出力制御ユニットを介してパワーコンディショナに送られます。

つまり出力制御機能付パワコンのパワコンは、出力制御ユニットからの情報に基づいてモジュールの出力制御実行を行っているわけです。
そのため、いくら出力制御機能付きのパワーコンディショナを導入していたとしても、
それとは別に出力制御ユニットが必要なのです。

出力制御ユニットはどれでも良いわけではない

この事実をご存知ない方も多いのですが、もう一つ知っておくべきことがあります。

それは、パワコンによって対応している出力制御ユニットが異なるということです。
さらに、出力制御ユニットを導入するだけでよいかというと、
実はそういうわけでもありません。

出力制御に対応させるため最低限必要な物

では、出力制御に対応させるためには何が必要なのでしょうか。

最低限、次の3つの設備が整っていることが必要となります。

 1、出力制御機能付パワコンパワーコンディショナ
 2、出力制御ユニット
 3、通信環境

ただし、単純に「3つの設備」というわけではありません。
どちらかというと、上記の3つは「3つの条件」と考えた方が分かりやすいかもしれません。

その「3つの条件」を揃えるために「必要となる設備」を揃える必要があるのですが、
パワーコンディショナごとに、その設備内容は異なっています。

つまり出力制御に対応させるためには、
「自分のパワーコンディショナには、どの装置を一緒に設置する必要があるのか」
を把握したうえで、導入期限までに揃えておく必要があります

注意したいのは対応していない周辺設備があるという事

ここで気をつけたいのが、先程からお伝えしているいように、
パワコンごとに対応している設備が異なるという事です。

対応していない設備を導入してしまっては意味がありません。
既に対応していない設備を導入してしまっている方は、
新たに対応しているものを用意しておかなければなりませんので
しっかりと確認しておくようにしましょう。

■POINT■
※九州電力管内では既に出力制御対応化への案内が開始しています。
2017年8月末迄に『出力制御機能付PCS仕様確認依頼書』の提出を行い、
2017年12月末迄にパワーコンディショナや出力制御ユニットなどの機器を設置完了させなければなりません。

必要な設備|メーカー別一覧

では実際、お使いの(導入予定の)出力制御機能付パワコンパワーコンディショナには、
どんな設備を追加で揃える必要があるのでしょうか。

以下、代表的なメーカー別に紹介致しますのでご参考下さい(順不同)。

出力制御装置 監視装置 ネット回線 現地作業
ネクスト
エナジー
屋外集中型
 SPSS-55C-NX /
SPUS-50C-NXシリーズ

屋外マルチ型
SPSM-554A-NXシリーズ

送信ユニット
SPCM274RS
(PCS1台毎に1個)
ソラジット 確認中
ラプラス
L・eye低圧パッケージ
RS-485通信 ※別途費用
エコめがねCTタイプ+
つながるアラカルト
FOMA 確認中
出力制御装置 監視装置 ネット回線 現地作業
SMA 単相
SUNNY BOY 3500TL-JP /
4500TL-JP /
5400TL-JP

三相
SUNNY TRIPOWER
10000TLEE-JP-10 /
10000TLEE-JP-11

WEBCONNECT
(PCS1台毎に1個)
ラプラス
L・eye低圧パッケージ
RS-485通信 ※別途費用
オーナンバ 確認中
フィールドロジック LTE通信※1年更新 遠隔設定可能
出力制御装置 監視装置 ネット回線 現地作業
オムロン 単相
KP□Kシリーズ /
KP□Rシリーズ /
KP□Mシリーズ

三相
KPTシリーズ

産業向けPV用セット
KP-MU1Pシリーズ /
KP-MU1Fシリーズ
無線LAN
有線LAN※別途費用
※別途費用
産業向けPV用
屋外ボックスセット
KP-MU1F-BOX-3G
3G回線
エコめがね
全量モバイルパックRS
FOMA 確認中
出力制御装置 監視装置 ネット回線 現地作業
デルタ 単相
RPI Hシリーズ
パワーモニター
PPM R3J
ラプラス
L・eye低圧パッケージ
RS-485通信
※別途費用
遠隔設定可能

おすすめの設備は?

もしまだどの出力制御機能付パワコンパワーコンディショナにするのか決めていないという方は、
エコめがねが導入できるタイプがおすすめです。

特に、インターネット環境が整っていない発電所などの場合、
エコめがねが導入出来ればネットの回線工事などが不要です。

また、出力制御が発生した際に現地調査が必要である設備とそうでない設備がありますので、
何を導入するのかは慎重に選ぶ必要がありそうです。

既に出力制御機能付パワコンパワコンを導入済みの方

以前から発電事業を開始していた抑制対象者の中には、
設備の導入時点ではこれらの事実がまだはっきりとしていなかったため、
追加導入する設備の選定に苦労するかもしれません。

お使いのパワコンによってはエコめがねが導入できなかったり、
既に利用している設備を別の物に交換するなどの手順が発生する可能性もありますので、
まずはご相談ください。

出力制御に関する設備導入、ご相談はお気軽に当協会まで

九州電力の出力制御要請に関する案内が始まって以降、
発電事業主様はじめ、関連業者も対応に追われています。

期限までに出力制御に対応できる設備を整えられなければ、
最悪の場合契約解除となってしまいますので、
急いで行動を起こす必要があります。

そんな中、多く聞かれたのが
「え!? 他にもまだ設備が必要なの?」
という焦りの声です。
実際、当協会にも多くのお問い合わせが入っております。

しかし、いまだ一部の業者の中にはこれらの状況が整理できていない現状があり、
どこに相談すればよいのか途方に暮れてしまっている方も少なくようです。

日本住宅工事管理協会では、出力制御に必要な設備に関するアドバイス、
導入までのサポートなどを行っておりますので、安心してご相談ください。

ご自分のパワーコンディショナに対応する出力制御ユニットやその他設備についてお知りになりたい方、
何を追加導入すべきか全くわからずお困りの方は、
どうぞお気軽に当協会までお問い合わせください。