太陽光発電コラム

風力発電導入についての考察~風力発電で高収益を得るために~

2014.08.02

風力発電

20kWまでの風力発電所の売電価格は55円(税抜き)!?

風力発電所で発電した電力は固定買取制度により55円で電力会社が買い取ってくれます。
この55円という数字は太陽光発電の売電価格が32円ということから考えると非常に高額で魅力的な金額になっています。
これだけ魅力的な数字ではありますが太陽光発電所に比べると風力発電所の設置は遅れているといわざるを得ません。
風力発電所の普及率が低いのは収益を上げていくための問題点がさまざまあり、その点をいまだクリアすることができていないからです。

しかし、今年に入り太陽光発の固定買取価格が下がったことで、固定価格買取金額が20円以上高い。風力発電にスポットが当たり始めています。
まだまだ、数は少ないですがいろいろなメーカーが参入してきて、今後新しい商品が出てくることで今あるさまざまな問題は解決されていき、太陽光発電並みの利益を得ることができるようになると思われます。

今後注目が集まってくることが考えられる風力発電事業、どのような点が問題で普及率が低いのかを見ていきましょう!

もともと風力発電所は洋上の大型設備がメインだった

多くの方が持っているイメージのとおり、もともとの風力発電所は洋上やあまり人が住んでいない山間などに設置されている大型の設備がほぼすべてでした。
実際に風力発電機器の開発を行っている企業でも取り扱っている商品のほとんどは大型の発電装置でとても一般の方が購入して設置を行うようなものではありません。

それは今でも同じで固定買取価格の恩恵を受けることができる20kW未満の発電所の設置を行うことができる機器はなかなか見つからないのが現状です。
(※2014/08/02現在では5つしか知りません)
風力発電所が普及しないひとつの問題点はそもそも小型の風力発電機器がないことがあげられます。

このようにご紹介すると次のような声が返ってくるかもしれません。
それは「公園などでぐるぐる回っている風車を見かけるけどあれば風力発電所ではないのか?」です。
おっしゃられるように公共の場所で見る風車のようなものは風力発電所になります。
しかし、あれでは風力発電所として発電を行い売電することができないのです。

風力発電所に必要な機器

風力発電所も太陽光所と同じでさまざまな機器が必要になります。代表的なものは「風車」「パワコン」「制御版」「支柱」です。
実は小型の風車は書くメーカーからさまざまな種類が販売されています、ですがほとんどが独立電源タイプといわれるものです。独立電源タイプは発電した電力の使用があらかじめ決まっているものです。たとえば公園にあるものでしたら発電した電力のすべてを電灯に使っているものが多いと思います。

売電を行うためには系統連携タイプのものが必要

風力発電も太陽光発電と同じく売電を行うためには電力会社と連携工事を行う必要があります。この点は太陽光発電事業と同じなのでイメージはしやすいと思います。
単純に考えれば発電機(風車)があるのであればそれに系統連携するための設備を設置すればいいのですが、どうやらそこが難しいのです。
結論からお伝えしますと、独立電源タイプのものは系統連携タイプのものと根本的に違うため連携タイプとしては使用ができないのです。

系統連携ができるものは大型設備のものがほとんどのため、固定買取価格で大きな恩恵を享受できる20kW未満のものは現在もほとんどないのです。

風力発電事業行おうとして商品がないため風力発電所は太陽光発電よりも売電価格が高いにもかかわらず広がっていないのです。

シミュレーションの予測が非常に難しい

もうひとつ風力発電所の設置を難しくしているのがシミュレーションの難しさです。
太陽光発電が太陽で発電するのに対して風力発電所は当然風力の力を使って発電を行います。どちらも自然エネルギーを利用するという点では変わらないのですが、風力は太陽に比べて予測するのが困難です。

この予測方法に関してはどちらもNEDOを使用します。その点でいくとどちらに関してもしっかりとした数字が出てきます。風力が太陽よりも難しい最大の理由が測定地点によって数値が大きく異なり、計測地点の影響が太陽に比べて圧倒的に大きいからです。
太陽であれば影の影響がない限り周辺地域で大きな差は出ないのですが、風は建物の影響を非常に大きく受けます。その結果シミュレーションの作成が難しくなります。

シミュレーション予測が難しいと保証ができない!

太陽光発電は皆様もよく知っているようにメーカーが比較的手厚い保証を出しています。その保証があることで事業者様は安心をして太陽光発電事業を行うことができます。
この保証ができるのも比較的正確なシミュレーションを出すことができるからです。

風力発電所は正確なシミュレーションができないためか、太陽光に比べるとあまりにも保証が弱いといわざるといえません、保証が弱いと安心して事業を行うことができないと考えられている方が多く積極的に事業を行うことを検討しにくいといえます。

風力発電所がクリアしないといけないのはこれらの問題だけではありません。
今までお伝えさせていただきました、系統連携できる商品や保証の問題だけでなく、メンテナンスなどの問題もあります。(ここでは詳細は触れません)

風力発電の未来

小型風力発電は今年になって始まったといっても過言ではありません。
これからさまざまなメーカーが系統連携を行う新しい商品を販売していくことでコストが下がるだけでなく製品の品質や保証・メンテナンスも見直しがかかるでしょう!そうなることで太陽光発電以上の利回りを確保することも可能になる可能性があります。

太陽光発電の買取価格が40円から32円に値下がりを行っている中、風力発電は55円という高い金額をキープし続けています。
おそらく普及が進まないので金額が下がらないのでしょうが、この金額で20kWの発電所の設置を行うと風が強いところ(平均6.5m/s)でしたら年間の売電価格は200万円くらいになります。
太陽光発電で比較すると同じ20kWの場合大体80万円くらいの売電収入が見込めるので、実に2倍以上の収入になります。
太陽光発電事業が日中にしか発電しないのに対して風力発電は24時間発電することができるので時間当たりの発電効率がよいのと売電価格が高いためです。
まだまだ設置のための費用が高いので風が強いところでも初期費用の回収に10年くらいの期間がかかるといわれています。

これから市場に浸透していくことで設置のための費用がどんどんと下がっていけばもっと早い期間で回収することが可能になり、太陽光と同じで爆発的に普及していく可能性は十分にあります。

日本住宅工事管理協会では太陽光発電だけでなく風力発電の設置のお手伝いもさせていただきます。
ご興味がある方はご連絡いただければ今わかる範囲でしっかりと対応させていただきます。
どうぞ、お気軽にご相談ください。