太陽光発電コラム

太陽光発電所の設置と景観についての問題

2014.07.29

景観は誰のもの?太陽光発電が破壊する景観と地域関係!

野立てお太陽光発電所を見られた方はお分かりになられると思いますが、太陽光発電所が設置されていると、その場所の見た目は太陽光発電所の影響を非常に大きく受けてしまいます。

太陽光発電を行う事業主は基本的には回りに許可を取る必要なく、太陽光発電所の設置を行うことが出来ます。
しかし、現実のトラブル例として太陽光発電所の設置を回りの近隣に確認を取らずに勧めて、設置工事がスタートした後に猛烈な反対運動にあい、計画通りに進まなかったことがあります。

当協会に相談があったある方のお話です。
この方は事業者ではなく近隣にお住まいの方です。仮にこの方をAさんとします。

Aさんは定年退職をきっかけに茨城県の田舎のほうに引っ越してきました、引越しの理由はその土地の景観が美しく定年前からの計画で奥様と二人で隠居生活を送っていくことを希望しておりました。
いざ、引越しを行い1年間、引っ越してきたことには大変満足で、残りの余生をこの地で過ごすことに何のためらいも無いときに事件は起こりました。

隣の家には古い家屋と広い土地がありました。ある日、突然業者が来て家を解体し、太陽光発電所の設置を行い始めました。景観にほれ込んで残りの生涯をこの地で過ごすことを決めていたAさんにとってはたまったものではありません。

Aさんは太陽光発電所の設置を行っている業者に話をしましたが、設置業者はまったく取り合ってくれませんでした。

何とか設置事業者を見つけたAさんでしたが根本的な問題の解決にはまったくつながらず、設置事業者は自分が買った土地に太陽光発電所の設置を行うのに何の問題があるのか?
設備認定は全て通っていて反対される道理がないといいます。

景観を気に入って引越しを行ったAさんですが、景観はつぶされてしまい方を落とす毎日が続いています。

この話に関して厳密に言いますと事業者が言われることは決して間違いではありません。
太陽光発電所の設置は近隣が反対使用とも、市区町村の景観条例で太陽光発電所の設置を禁止していない限り設置することに何の問題もありません。

では一体何が問題なのでしょうか?

それはモラルの問題です。
今回の場合もそうですがこの問題が起こる多くの場合、その場所に住んでいない人が事業者になることが多いのです。
要はその土地のことをまったく理解せず、ただ儲かるという理由だけで太陽光発電事業を行うことがあまりにも多いのです。

設置場所に住んでいない事業者が太陽光発電所設置の際に求める条件は一つです、日射量が確保されて、しっかりと発電することが出来るかどうかだけです。
極論を言ってしまうとその土地に住まれている方のことは気にしないのです。
そのため、このような問題はモラルの問題となってしまいます。

防ぐためにはどうすればいいのか!

結論として、実はお住まいになられている近隣の方は何もすることが出来ません。
私もこれはおかしな話だと思いますが残念ながらこれが事実です。

設置後に何かしらの不都合が起こらない限り、太陽光発電事業を注意させることは出来ません。
(不都合の例として光の反射問題など←実際の裁判で勝訴の判例があります)
このようなことが無い限りはよほどなことが無い限り、設置を止めることは出来ません。

この問題のもう一つたちの悪いことは多くの場合事業者は罪の意識が無いことです。
(少なくとも事業を行う前はこのようなトラブルが起こることを知らないケースがほとんどです)
このようなトラブルが起こるタイミングが設置を開始し始めてから起こるため、発電事業者も後に引くことが出来なくなってしまうのです。

結局は施工を行う事業者の意識の問題

発電事業者はこのような問題が起こることを知りません、そうなると設置を行う事業者がこのようなことが起こる可能性を伝える必要が出てきます。
また、近隣の住民の方に説明するのも施工業者の役割です、結局は施工会社がこのような手間を省くことによって近隣住人とのトラブルが起こってしまいます。

近隣の方が反対するのは説明がしっかりとなされていないから

当協会でもこのようなトラブルを多く手がけてきました。
ほとんどの場合、事前に近隣の方と時間ととり話し合うことでこれらの問題は解決することが出来ます。

これだけ多くの太陽光発電所の設置がされていますので、近隣の方もなんとなくやったほうがいいのは納得してくれます、断固として反対される方のほとんどは自分の知らないところで勝手に話が進んでしまっていたからです。

遠隔で発電事業を行う方もそうですが、近くに住んで太陽光発電所の設置を行う方にとって、近隣の方との関係がつぶれてしまうのは非常に大きな問題になります、しっかりとしている業者であれば近隣の方の感情も考えて事前に説明を行いますのでトラブルが起こる可能性が下がります。

太陽光発電の成否肝は業者選びに尽きる

HP上で何度も記載させていただいているのですが、太陽光発電事業を成功させるのはとにもかくにも業者選びが非常に重要です。
きちんとした実績のある施工が社であれば、工事におけるトラブルだけでなく、あらゆるトラブルの可能性を押さえることが出来ます。

20年以上の運用を行う太陽光発電所である以上、何が起こるかは誰にもわかりません。
しかし、経験が豊富で事業者様の立場にきちんと立って動ける業者であれば、どのようなことが起こっても対応することが出来る可能性が高いです。
良いパートナーを選ぶことで事業の成功率が大きく変わりますので、あせらずに信頼できる業者選びを行うようにしましょう。

最後に

日本住宅工事管理協会は太陽光発電事業に関する様々なご相談を受けるだけではなく、当協会で信頼できる業者のご紹介もさせて頂いております。
私たちはあくまで第三者機関として太陽光発電事業者様が安心して太陽光事業を行うことが出来るようにサポートさせていただいておりますので、ご紹介をさせていただいても客観的な視点のもと、ご相談にうけておりますので皆様お気軽にご連絡ください。

※この記事は2014年7月の内容になります。