太陽光発電コラム

大型施設の『自家消費型太陽光発電』どれだけCO2排出量をカットできる?

2017.05.12

CO2の排出量を減らしたい!それなら自家消費型太陽光発電がおすすめ

大きな工場を抱えている会社など、CO2の排出に対して敏感になっている企業は多いと思います。
今、そんな企業の中でトレンドになりつつあるのが『自家消費型』と呼ばれるスタイルです。
これは、自施設で使用するエネルギーを太陽光発電などで作ってまかなうというもの。

自家消費の最大のメリットは電気代の削減ができる点ですが、見落とせないのはCO2の排出量も削減できるということです。
いったい、どれくらいの削減量を期待できるのでしょうか。

【おさらい】自家消費型太陽光発電とは? 売電するより得なの?

自家消費型太陽光発電とは、太陽光発電設備や蓄電池、省エネ機器などを用いてエネルギーを自給自足するシステムです。

たとえば、工場の屋根で太陽光発電を行ったり、大型商業施設で大規模ソーラーパーキングをつくったりして、施設のエネルギーをまかないます。

これまで、このような太陽光発電設備を導入した場合、固定買取制度のもと電力会社に売電を行うのが有効とされてきました。
しかし、それは売電単価が高かったころの話しです。
2017年現在、10kW以上の太陽光発電所の売電単価は21円(税抜)まで下がっており、今後も下がり続けるといわれています。
そのためFIT(固定価格買取制度)では、かつてほどの利回りが期待しにくくなってしまいました。

一方で、電気料金の高騰はなかなか止まる様子がありません。
そこで、電力会社から電気を買うよりも自分の施設で作って使ってしまった方が得なのではという考え方が広まりました。

実際、売電収入は得られなくても出ていくお金を減らすことができるため、あらゆる試算結果を見ても自家消費の方がメリット性が高いという結果がほとんどでした。

自家発電がお得

自家消費型太陽光発電で、なぜCO2が削減できるの?

日本の電力会社では、主に原子力発電、火力発電、水力発電によって発電を行っています。
しかし、2012年の東日本大震災をきっかけに原子力発電が停止し、火力発電が目立つようになりました。
火力発電はCO2を排出しますので、電力会社が提供する電力を買うということは、CO2を排出して得られた電力の使用量が増えるということになります。

対して太陽光発電は、太陽のエネルギーを利用して発電します。
そのため、電力をつくる際にCO2が発生しません。
したがって、二酸化炭素排出量の削減につながるといえるのです。

また、省エネ法では太陽光発電によって発電した電気は「エネルギーの使用量」から除外されます。
太陽光発電で発電した電気を使用するにあたって発生する二酸化炭素も、排出量から除外されます。

自家消費でどれくらいCO2の削減が可能か

ではいったい、自家消費型にすることでどれくらいのCO2を削減することができるのでしょうか。

なんと、年間で約52トンものCO2を削減できるというデータがあります。
(CO2排出係数 0.496kg-CO2/kWh(東京電力株式会社の2014年度実績値[調整後])より試算)
※参照:東芝
※施設の規模、導入設備などによって異なります。

最後に

このように、電力会社から買う電力を減らすことの出来る自家消費は、CO2削減に大きく貢献してくれます。
企業の社会的責任を問う声が高まっている中、自家消費という選択は自社にとってもメリットがあるだけではなく、社会に対しても大きく貢献することができ、企業のイメージアップにもつなげることができるのです。

当協会にも、自家消費に関するお問い合わせが入ることが増えてきています。
私たちも、この流れは非常に社会的に意味のあるものだと考え、積極的に情報集めを行っています。
太陽光や蓄電池の設置をお考えの方、FITに限界を感じている方、社会貢献になる取り組みをしたいとお考えの方は、当協会までご相談ください。

●自家消費型太陽光発電について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください→ 始めよう、自家消費型