太陽光発電コラム

役割を知ると今すぐ設置したくなる!改正FIT法で義務化のフェンス

2017.05.08

改正FIT法により、フェンスが義務化されています

これまでは50kW以上の太陽光発電所に限られていたフェンスの義務化ですが、
2017年度の改正FIT法施行により50kW未満の光発電所にも設置が義務付けられました。

フェンスは非常に重要であるにもかかわらず、その役割を知らないという方も多いようです。

当コラムでも何度かフェンスの重要性をお伝えしてきましたが、
任意から義務へと切り替わった今だからこそ、いまいちどフェンスの重要性について見直すべきといえるでしょう。

そこで今回は、フェンスの役割や選び方についてお伝えしたいと思います。

稼働済み発電所も義務化の対象です

改正FIT法では、感電事故やいたずらなどを防ぐためにフェンスの設置を義務付けています。

これから新たに事業を始める太陽光発電所は当然、着工時にフェンスも設置しなければなりません。

注意したいのがすでに稼働済みの発電所です。
この場合、フェンス設置の設置がなされなければ、認定失効対象となってしまいます。
認定が取り消されてしまえば、大きな借金が残ってしまいます。
2017年9月30日までに新しい認定基準の『事業計画認定』を申請するようにしましょう。

こんなにも活躍してくれていた!フェンスの役割

フェンスには主に次のような役割があります。

フェンスの必要性1

●子供などの侵入、事故などを阻止する
●防犯対策
●不法投棄を阻止し、火災・苦情・発電効率低下のリスクを避ける
●獣害を阻止する

子供などの侵入、事故などを阻止する

子供の行動は大人の想像を超えることがあります。
これまで空き地だった場所に、キラキラと輝くたくさんのパネルが並んでいたら……。
もしもフェンスがなければ、子供は「触れてみたい」という好奇心のままに大切な設備に手を伸ばし、
場合によってはいたずらをしてしまうかもしれませんし、最悪、感電してしまう可能性もあります。

高額な設備を守るだけではなく、大切な命を守るためにもフェンスは必要と言えるのです。

防犯対策

太陽光発電システムは常に盗難リスクを背負っていると言われています。

とはいえ太陽光を遮るわけにはいきませんから、設備を完全に隠して閉鎖することはできません。
そこでフェンスによって防犯対策を行うことが重要となります。
もちろんフェンスだけで完全に盗難をシャットアウトすることはできませんが、大きな効力はあります。

不法投棄を阻止し、火災・苦情・発電効率低下のリスクを避ける

人の出入りが少ない場所に、ついて回るのが不法投棄の問題です。
不法投棄をされてしまうと、放火などの危険性も増し、近隣の方からの苦情も増えてしまいます。

太陽光発電所の場合、一度設置するとメンテナンス時以外にはあまりその場を訪れることはありません。
何の囲いもない無防備な発電所のままだと、不法投棄の格好の餌食となってしまいます。
フェンスを設置することで、簡単に侵入できないようになり不法投棄のリスクを軽減することができます。

獣害を阻止

人の侵入リスクが低い地域であっても、獣害の危険性があります。
フェンスを設置することで被害に遭う可能性を抑えることができます。

もしフェンスがなかったらどうなる!?フェンスの「ありがたさ」

フェンスの設置に関してよく聞かれる声が「直接利益につながらないと思うと投資価値を見出せない」というものです。
しかし、フェンスは決してコストを圧迫するだけの存在ではありません。

・フェンスがなければ……
まず第一に、FIT法が改正された今、設置しないという選択肢はありません。
にもかかわらず設置しなければ、子供など近隣住人が感電事故にあってしまう可能性があります。
フェンスの設置が義務化されている中で設置しないまま感電事故が起こってしまった場合、事業主の責任は非常に重いものとなります。
また、柵も何もない太陽光発電所は、犯罪者などの格好の餌食となってしまいます。
盗難の被害に遭ったり、不法投棄をされてしまうリスクがぐっと高まりますし、投棄物が増えるとシステム破損や影などによる発電効率低下にもつながる可能性があります。

・フェンスがあれば……
上記のリスクを回避し、発電事業に専念することができます。
また、何もないよりも強い抑止力が働きます。
「そこにフェンスがある」というだけで窃盗犯へのメッセージになるのです。
また、直接的な役割とはいえませんが、フェンスの有無が保険の加入内容や料金に影響を与えることもあります。

どんなフェンスがあるの?フェンスの種類

以下に、太陽光発電所で多く取り入れられている代表的なフェンスをご紹介します。

フェンス
●金網フェンス(ネットフェンス)
金網フェンスによく見られるのが、ひし形に編み込まれたタイプのものです。PET樹脂でコーティングされている物が多くみられます。軽量で強度に優れているため様々な環境に適応しますが、少し物々しさも感じさせます。

フェンス
●メッシュフェンス
強度・耐久性に優れ、何より施工性が良いため誰にでも簡単に設置できるというメリットがあります。安価でスマートに仕上がるため、人気があります。ただし、金網フェンスのような物々しさを求める方には物足りなさがあるかもしれません。

フェンス●有刺鉄線フェンス
棘があるため防犯対策や獣害対策によく使用されます。特に、通常のフェンスの上部に「忍び返し」として設置する方が多いタイプです。全面に使用する場合、非常に危険ですので人通りがある場所には向きません。また、見た目もかなり物々しくなります。

(出典)
金網フェンス…鶴見金網株式会社(http://www.tsurumikanaami.co.jp/html/fence/net/net-fence.html)
有刺鉄線フェンス…株式会社キャムズ(http://cams.co.jp/jugaibousisaku/wmpanel/option/#op_7)

自分に適したフェンスは?フェンスの選び方

このように、フェンスには様々な種類があります。
小動物に対応できるものから、大きな獣に対応したもの、電流が流れるものまでラインナップは多岐にわたりますので、必要に応じて選ぶことになります。
盗難などの犯罪を企てる人間の場合は山中でも侵入する可能性はありますので、どの程度のフェンスをつけるかは地域だけで判断せずリスクの程度と天秤にかけながら検討する必要があります。

また、設置の手軽さやコスト、設置のタイミング(後付けか同時付けかなど)によっても選択肢は変わるでしょう。
コンクリート基礎が必要なタイプや、発電事業者が自分で設置できるDIYタイプのものもあるほか、発電システムの設置と同時に取り付けるとお得になるフェンスなどもあるためです。

※日本住宅工事管理協会でもフェンスを扱っています

当協会でも、フェンスのお取り扱いを行っていますので、お悩みの方はご相談ください。

当協会では

・誰にでも簡単に設置が可能なWMフェンス(設置費を節約できる)
・架台との同時購入で送料や門扉がセットになるBS-FC-1フェンス(送料・門扉を節約、別途工事会社を手配する手間を省略)

のご案内をしております。
どちらも強い強度があり、フェンスの持つ役割をしっかりと果たしてくれる製品ですので興味のある方はお問い合わせください。

詳しくはコチラ→ 単品購入|フェンス販売

「義務化されたから」だけではなく、「必要だから」設置する

フェンスは、「リスクを減らし」「収益を上げることに専念できる」ようにしてくれる、太陽光発電の強い味方です。

改正FIT法により、これまでフェンスを設置していなかった既存の野立て太陽光発電所でも設置が義務化されました。
「本当に必要?」と思いながら「義務なら仕方ないから……」と目的に合わないフェンスをとりあえず設置してしまっては意味がありません。

同法ではフェンスの設置だけではなく、事業主の連絡先等を明確にした『標識設置』も必須となっているなど、事業主の責任や安全対策への意識が求められる時代になったのだということを再認識したいものです。