太陽光発電コラム

失敗すると怖い太陽光の業者選び、見極めのコツは?

2017.04.10

手軽さだけで決めるとトラブルに巻き込まれる可能性も

「施工費用が安かった」「近所の施工店だから」など、
太陽光設置業者を選ぶ基準はそれぞれかと思います。

ですが、安易な業者選定がトラブルを呼んでしまうことも少なくありません。

トラブルに巻き込まれないために重要になるのが業者選びですが、
業者選びは何を基準に行えばよいのか分からず二の足を踏んでしまっている方も多いようです。

そこで、今回はトラブルの事例
太陽光発電業者を選ぶ際のコツなどをご紹介します。

当協会へご相談があったトラブル事例はコチラ

業者選びの失敗例、トラブル事例

まずは実際のトラブル事例をご紹介します。
お読みただくと業者選びの重要性をご理解いただけると思います。

設置業者が倒産!

低圧案件を稼働すべく契約していた業者が倒産
申請関係も全部任せていたにも関わず、まったく連絡が取れない状況に。

 

パワーコンディショナの保証期間だけが切れてしまった!

材料・工事などすべて一括で業者に任せて太陽光発電設備を設置。

パネルの保証書は届いたのに、パワコンの保証書がいつまで経っても届かず、
問い合わせると既に保証切れしてしまっているとのこと。

延長保証分は返金してもらえたものの、
この先何年も稼働し続けるのに、パワコンの保証は切れたままという状況に……。

 

安価だと思ったら、太陽光の経験がほぼない業者だった!

低圧案件の設置に向けて動いていた際、ある業者がとてもリーズナブルな価格を提示。

契約まで考えていたが、割付図面が実際の土地の状況とはまったく違うことに気がつき、
確認すると、「これはサンプルなので工事する前にちゃんと作ります」との回答。

枚数もレイアウトも違いすぎるので、全体の感じも掴めないし、
工事費用なども変動するのでは?と不安に。

さらに、パワコンメーカーに直接問合せみたところ、
予定している枚数は乗らないとのこと。

再び業者に問い合わせても「ちゃんと計算しているので大丈夫ですよ」の一点張り。

ストリングや単線結線図を出してほしいと希望してみたが
「ストリングって何ですか?」と驚きの回答。

実はこの業者、ほとんど太陽光の工事をしたことがなかったことが判明しました。

 

雨の日に落ちるブレーカー……

稼働中の低圧案件でのトラブル。

稼働後しばらくは特に問題がなかったものの、
しばらくして雨の日にブレーカーが落ちるように。

施工面に問題があったのかと思い、工事会社に連絡を取っても、知らぬ存ぜぬ。

別の業者が入ることによって、最初の施工時の施工保証が切れてしまうことがあるため
通常こうしたトラブルの場合、施工した工事会社に頼むのが一番であるものの、
このケースの場合、もともと施工保証は3ヶ月しか付いておらず、
それも既に切れてしまっていたため、当協会の会員業者によるスポット検査を行いました。

すると、漏電ブレーカーの感度電流値が適正ではないことが判明。

選ぶべきはこんな業者!トラブルに巻き込まれないためのコツ8点!

これらの事例は、実際に当協会に寄せられたものです。
幸い、ここでご紹介しているものは協会にご相談いただいたことで解決できましたが、
場合によっては既にどうしようもない状態になってしまっていた可能性もあります。

トラブルに巻き込まれないためにも、次のような業者を選ぶようにしましょう。

1.地盤調査・測量してくれる

業者見極めコラム1

実際に太陽光設置予定地へ赴いて、地盤の確認や土地の広さなどを確認してくれる
※引き抜き強度などを調べるべきかどうかも判断してくれます

 

2.送配電事業者への事前確認

業者見極めコラム2

送配電事業者へ申請に関する知識を要していて、必要な申請や対応を把握している

 

3.条例の事前確認

業者見極めコラム3

近隣住民への配慮や景観条例などの自治体からの規制がある場合がある為、
太陽光設置に対して何らかの規制や制限がないか把握している、もしくは確認して貰える

 

4.割付図・レイアウト・単線結線図の作成

業者見極めコラム4

効率的なモジュールの配置やレイアウト図の作成、単線結線図の作成を行ってくれる

 

5.発電シミュレーション

業者見極めコラム5

発電シミュレーションをしっかりと出して発電量の相談にものって貰える

 

6.施工保証

設置した工事に対して施工保証がついている
業者見極めコラム6
※最長20年間の固定買取制度期間中ずっと保証してくれます

 

7.メンテナンス体制

メンテナンスを請け負ってもらえる
※施工業者と別のメンテナンス会社を付けることで、修繕工事等の際に施工保証対象外になる可能性があります

 

その他注意しておきたい点、倒産リスク

20年もの長い付き合いになりますので、
倒産リスクの少ない業者を選ぶようにしましょう。

と簡単に言ってもなかなかそんな業者を見つけるのは難しいものです。
先にお伝えした7ポイントを押さえている業者であればまず安心ですが、

他にも

□異業種から突然参入してきていている業者ではないか
□太陽光の実績が極端に少ない業者ではないか

などもチェックしてみると良いでしょう。

「目の前の価格」だけではなく「最終的な収益」まで見越してくれる業者を選びたい

太陽光発電事業は、設置場所などの条件によって発電量に大きな差が生じる事業です。

少しでも効率よくたくさん発電してくれる発電所を作るためにも
業者選びは非常に重要です。

たとえ安価であっても、その設備がその発電所に適しているかどうかによって収益は左右され、
結果的に見込んでいた収支計画を下回ってしまう可能性を秘めています。

土地の広さ・形、方位、地盤の状態、天候条件、日当たり、周囲の環境変化の可能性などなど
あらゆる条件を考慮して、価格だけに頼らない「適切な設備」を選ぶことが重要です。

間違った業者選択をしてしまうと、その後の設備選択に影響が出てしまうだけではなく
申請がうまくいかなくなってしまったり、稼働後にトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。

これから太陽光発電の業者を探そうとお思いの方へ

信頼できる業者選びは想像以上に難しいものだと思います。

日本住宅工事管理協会では、協会が定める厳しい基準をクリアした認定業者のご紹介を行っております。
ぜひお気軽におこえかけください。